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2週間汗をかかなかったら、乾燥肌になる

みなさんは、乾燥肌ですか? あぶら肌ですか?

乾燥肌で、顔はカピカピに、体は粉がふいてくる。
そんな人は保湿クリームが欠かせないのではないでしょうか。
保湿クリームだけが乾燥肌対策ではありません。

NHKの人気番組『ガッテン!』で、興味深い実験がありました。

見るからに「あぶら肌」のタレント宮森氏が、
2週間でカサカサの「乾燥肌」になってしまったのです。

その2週間、彼のしたことは。
いや、「しなかったこと」は。

彼は2週間、「汗をかかなかった」のです。

番組スタッフから「汗をかかないでくれ」と指示され、
18℃に管理されたマンションの1室で2週間すごしました。
食事は生ぬるい状態で提供され、風呂もぬるめのシャワーのみでした。

2週間汗をかかなかったことより、テカテカの脂ぎった顔が、
カサカサの粉をふいた顔に
なってしまいました。

肌の水分量が44から15に激減しました。
これは「グミ」が「するめ」になったくらいの水分の減少だそうです。

◆汗は天然の美容液

汗には大きく2種類あります。

1つは、暑いときに体を冷やすために出る「通常の汗」です。
もう1つは、皮膚に保湿成分を絶え間なく供給してくれる「基礎発汗」です。

「基礎発汗」とは、汗をかいているという自覚はまったくなくても、
常にじわじわと出ていて、皮膚の表面に潤いを与えている汗をいいます。

その汗は、ただの水ではなく、「尿素」「乳酸」「乳酸ナトリウム」
「乳酸カリウム」など様々な潤い成分が含まれており、
まさに、「天然美容液」です。

◆汗をかいてモチモチ肌になろう

冬は汗をかく機会がめっきり減ります。
「汗をかかない」ことが、お肌の潤いにとっていかに恐ろしいことか。

冬こそ、乾燥肌対策に、ゆっくりお風呂に入る、温泉につかる、
運動をするなど、「汗活」をしましょう

参考資料
ガッテン!:『乾燥肌改善!“極上美容液”を体内で作り出す秘策』,2021年12月8日放送

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