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【特別養子縁組】ラオスでの1か月とその後

ラオスで始まった一生(いっせい)との1ヶ月の共同生活。私たちは、一生にストレスが少ないように環境を調整していきました。最初の数日は外出を控え、私たちと一緒にいることに慣れてから、徐々に近所のカフェ、スーパー、観光などと外出範囲・外出時間を広げていくことができました。

夕方のメコン川。対岸はタイ

彼の順応性の高さはすごくて、3週間経つ頃には、ちょっとした週末旅行もできたほど。今思い返してもとっても貴重な時間でした。また、二葉が生まれる前に、一生と3人きりの時間を持てたことは、パリでの4人生活が始まった上でも大事だっと思います。もし先に二葉と先に数ヶ月過ごした後に、一生を迎えていたら、私たちの気持ちのうえでもきっと同じではなかったように思うのです。

さて、最後の週にラオスの養子縁組を審査する委員会の家庭訪問を受け、帰国後に正式に養子縁組が許可されるのを待って、その後に再度ラオスに一生(いっせい)を迎えに行くというステップを踏みます。

そのために週に1回のペースで、これまでそして私たちの帰国後は再度、一生の養育してくれているトイさん、に来てもらい半日ほどお任せしていました。これは一生がトイさんとのつながりが途切れないように、そしていきなり異国の地で育児をすることになる私たちがパンクしないための防御策という意味もありました。

最後の日は、最初に会ったときのように、弁護士さんの自宅に連れていき、トイさんに託します。笑顔で普通に「また来るから待っていてね」と、そしてさっとその場を後にしましたが、帰りの車の中ではすでに涙。

2日間ほどふたりだけでラオスを過ごしてからフランスに帰国。そのあとは仕事もあったおかげで、すっと日常に戻ることができました。少し変わったのは、私たちは朝トイさんにビデオ電話をして一生の顔を見るということが日課になったこと。

1月末にラオスから戻り、フランスに来るまで5か月間。トイさんが一生を可愛がって、彼も他のこどもと楽しくやっている様子を見ていたので、私たちはそれほどストレスを感じるなくこの期間を乗り切ることができました。

産休に入り、臨月間近の頃

フランスに帰国後は、どんどんお腹も大きくなり、本当に年子で妊娠する方は大変だろうなぁと思いました。そして2023年6月に二葉を出産、7月に一生のお迎えと繋がります。


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