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「インタビューに挑戦!」京都ライター塾第4回目を受講して思ったこと


お盆も過ぎて、真夏のピークは去ったようですね。
今年の夏は、京都ライター塾を受講したことをきっかけに、書くことに真剣に向き合った熱い夏でした。

今まで生きてきた中で、こんなに書くことを深く考えたことが無かったので、当たり前のことなのに改めて気づくことが多かったです。
句読点とか、改行とか、言葉選びとか、文章の組み立て方とか、本当いろいろ・・・今までよく何も考えずに書いてたもんだなぁと思います。

さて、第4回目は「インタビュー講座」です。
私はライター塾を受講していくうちに、書くことが少ししんどくなってきていました。
でも前回のレポートを書いているうちに、ワクワクがベースにあれば、書くことが楽しいことに気づきました。自ら楽しい企画を立てて、記事を書くことができたら、ライターの仕事もワクワクしながらできるかもしれない!という淡い期待が出てきたところだったのですが・・・・。
今回はまた、「やっぱり生きてくって楽しいことばかりじゃないよね」っていうことを、思い知らされたような気持ちになりました。

みんなでフィードバック


まずは、前回の課題である「インタビューの企画書」のフィードバックから始まりました。
江角さんにインタビューするという想定で、テーマを決めて、企画書を作りました。
ひとりひとりの企画書を講師の江角さんが添削して、朱入れしてくださったものを見ながら、みんなの前でプレゼンします。
常に何も考えずまっさらな気持ちで受講している私は、そんな公開処刑が待っているとは思っていなかったので、心の底から焦りました。
皆さんは、ちゃんと予想できていたのでしょう、しっかりした内容の企画書を作って、冷静にプレゼンできていました。
江角さんからのコメントの後に、企画書を見て感じたことを他の受講生がコメントするのですが、やはり皆さん、真剣にコメントしていたので、更に焦りました。


好きを詰め込めば、良いってもんじゃない!


何も考えてない私でも企画書を書いているときは、この図に書いてあることは考えていたつもりでした。
江角さんや、一緒に受講した方々は、え?マジ?って思うかもしれませんが、本当です。信じてください。

第4回講座資料


思い浮かぶようなテーマははもう既に発表されていて、こういう記事を書きたいというものを寄せ集めて、良いところを少しずつ取り入れているうちに収集がつかなくなっってしまいまいた。
自分でもわからなくなっているのに、相手に企画の意図が伝わるはずもありません。
一応、読者のことも考えて、いろいろ付け足したつもりでしたが・・・・。
それがまた、混乱を招く要因でした。
特に整理整頓が苦手で、部屋も思考も、とっ散らかってる私には、体系立てて表現することはとても難しいことだなと感じています。
そして何より、自分の好きなことで企画を立てたい思いが強すぎたようです。

江角さんからも、受講生からも、「佐藤さんの好きな事をめいっぱい書いただけで、正直、江角さんにインタビューする意味がない」というようなコメントをいただきました。はい、全くもってその通りです。

今まで、江角さんからもあまり厳しいことは言われなくて、こんなんじゃ全然勉強にならないから、少しはキツイこと言って欲しいと思っていたのですが、だいぶオブラートに包んでいただいたコメントにも関わらず、結構へこみました。
年齢や仕事柄もあるのでしょうが、ここ何年か他人から指摘されることがあまり無かったせいで、耐性がなくなっていたようです。
言ってもらえて嬉しかった反面、笑っているのに自然に涙が出てきたので、深いところでは悲しいと感じてたのかもしれません。
でも、こういう経験でもしないと成長はできないし、編集者さんからはもっと厳しい事を言われるだろうし、耐性をつけるためにも必要な経験だったのだと思います。 
そして私、こんな事で泣くんだなって、ちょっとびっくりしました。

インタビューは淡々と


その後は、インタビューのためのアポ入れの仕方や、取材に必要な持ち物や気持ちの持ち方などを詳しく教えていただきました。

特に、興味深かったのは、「無口な人や、不機嫌な人へのインタビューの対処法」です。
私も最近食べに行ったお店の人が、話しかけても一言しか返してくれなくて、「こういう人にインタビューする時って大変だろうな」、って思っていたので、非常にタイムリーな疑問を解消することができました。

そしてその対処法とは、「淡々とインタビューする」、だそうです。
えすみさん曰く、別に友達になる訳でもないし、取材を受けたのなら相手にも話す義務があるのだから、こちらが責任を感じて機嫌を取る必要はないそうです。
確かに、私だったら一生懸命、会話を盛り上げようとしたり、何か悪いことしたかな?って、そちらの方が気になって、肝心なことが聞けなくなりそうだなって思いました。
とにかく淡々と、が、大事なようです。
私は逆に、打ち解けて会話を盛り上げたり、共感し合うみたいな方が大事だと思っていたので、この淡々と、というのが少し驚きでした。
話を聞いているというリアクションは必要ですが、感情に飲み込まれてはいけないようです。

実際にインタビューしてみよう!

インタビューを行うための、実践ワークで、ペアになったのは、ありがたいことに講師の江角さんでした。
実は、江角さんとペアになるのは2回目で、江角さんが「あれ?もしかして2回目?」と言っていたので、「そうです!私は嬉しいです!!!」とめっちゃ嬉しそうに伝えたのですが、江角さんは苦笑いしただけで、淡々と話が続きました。
はい、淡々と、そうですね、大事なことを忘れるところでした。

「どんなライターになりたいか」というテーマで、お互いに5分間インタビューしました。
江角さんにお話を聞いてるうちに、親近感が湧いてくると、「私もそうなんですよ〜!」と、ついつい自分の話をして脱線させてしまうため、気がついたらほとんど話を聞けないまま、時間が来てしまいました。

あとで、振り返りの時に、私のインタビューはどう感じたか、江角さんに聞いてみたら、「緊張してる感じはしなかったけど、(インタビューする側なのに)自分語りに持っていくな〜とは、思った」というお言葉をいただきました。
(やはりそうでしたか〜笑)

今回の講座を通して、私は自分の好きを貫きたくて、自分語りが好きで、割とグイグイ主張するタイプだったんだなと、意外な一面に気づきました。
今まで生きてきて、普段の会話の中でもそういうところがあったのかな?と思うと、ちょっと恥ずかしいです。
インタビューを学ぶことで、上手なコミュニケーション術も身につくのですね。

幸せなゴールって?


さて、ライター塾も残すところ、あと2回となりました。
ライターについて学んで行くうちに、自分には難しいと感じることが多くて、正直、幸せなゴールは見えていません。
苦手を克服して幸せをつかむ人もいれば、抗うことなく流れに身を任せて幸せに生きる人もいます。
ゴールは、「ライターになって幸せになること」。
あと2回受講する間に、幸せに生きるために、自分はどこを目指せば良いのか?
その答えが見つかるといいな、と思っています。


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