見出し画像

障害者計画等策定部会、本日最終日。

パブリックコメントが終わっての策定部会最終回。もう案が完成しているので、ここからどう変わるかということはないと思いますが、一般に公開される前に見せていただける、という感覚です。

↓前回はこちら。

障害者計画、障害福祉計画、障害児福祉計画、最終案

多少の変更はありましたが、おおむね素案通りになっていると思います。その中で細々とした文言が変わっていったイメージです。

アンケートの取り方や集計の仕方、回収率のところで意見は多く出ました。しかし、アンケートを今更とりなおすことができないのでそれ以上どうすることもできません。

障害児・者へのアンケートでは18歳未満か18歳以上かだけでわけられています。その中で、割合が多い意見が採用されがちです。
例えば、障害者(18歳以上)の場合、親が子供の介護をしていて子供が10代や20代の障害者の場合と、65歳の障害者を子供が介護している場合とでは、全くニーズが違います。でも、同じ障害者のくくりなので割合が多い人のニーズが採用されているはずです。

年齢の割合がでていないので、そのあたりの検証ができないのは残念でした。親が頑張る場合と子供が頑張る場合に分かれている感じがして、親が頑張って子供の介護をしていると母親は一生、自宅の近くから出られないんだろうなーと思いました。

パブリックコメントの結果

今回パブリックコメントは0件でした。それに関しても「もっと告知を」とか「みてもらえる工夫を」という意見がでました。
今回の告知は、約一か月、市役所と支所に閲覧できるように置いてあり、市の広報誌で紹介されていたり音声告知放送で何度か流されました。

これが十分か不十分かはわかりませんが、そもそも障害者福祉計画というものに興味がある人が少ないと思います。もう少し具体的に内容がわからないと興味をもちにくと思いました。

例えば、子育て世代にとっては、学校での支援に関してとても素晴らしいことがかいてあったので、ここをピックアップすると多くの親が気にするのではないかと思います。

障害児ではなくても、学校と連携して、公認心理士、発達に詳しい医師、作業療法士、言語聴覚士などのチームが組まれるなんて知ったら安心ですよね。(医師や作業療法士、言語聴覚士の確保の見込みはないらしいですけどね。まあ、数年後、スタッフが集まりませんでした、になりそうですが・・・)

以前、「計画は計画であってこの通りになるわけではない」と言われたことがあります。田舎で人を集めるには難しいと思います。だったら、人が集まらなかったら「永遠にやらない」のでしょうか。
10年近く「人が集まらなくてできませんでした」「立候補する事業所がありませんでした」でできないことは、別の方法を考えるか、「やりません」とか言ってもらわないと、期待したまま年取っちゃうよ・・・。

本日欠席者からの意見

本日出席されていなかった委員さんのうちの一人が、欠席連絡をされるときに意見を伝えられていたそうです。

それは、計画に書かれている「成果目標や活動指標について、少なくとも年1回はその実績を把握し、計画の着実な推進に努めます。また、必要に応じて庁内組織または障害者自立支援協議会において中間評価等を行います」これを是非お願いします。という感じのことでした。

この委員の方は以前からこの発言されていて、それが叶って、計画に具体的な回数や評価を誰がするのか記載につながりました。PDCAをまわします!っていうフワッとしたことではないので、もう少しチェック機能が働くのではないかと期待しています。

最後に

障害者計画は、市が資料を業者にわたして作ってもらっています。専門的なことを市役所の職員でするのは難しいので外部に頼まれるのは問題ないと思います。

ただ、その計画をどこまでよりよくできるかは市や自立支援協議会の熱量だと思いました。

今回、計画策定部会に初めて参加させてもらいましたが会議と会議の間にどれだけ動けるか、ここ10~15年ほどの動きをどれだけ把握しているかなど、大事だなと思いました。

次回は、2回目の全体会があります。
ここでは、前回の専門部会で検討していた障害児の入浴に関しての進捗を聞きたいと思います。そろそろ、家での入浴も限界に近づいてきています。「もっとがんばれ」案件だとは思いますが、私たち夫婦では3年後どころかあと1年がんばれるかどうかではないかと思っています。
そうなると、娘の入浴は週2回です。思春期真っ盛り、あと1回はなんとかしてあげたいなーと思うこの頃です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?