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「やりすぎ」と「遠慮」のはざまで。

年度末ですね。先日、修了式が終わりました。皆さんはいい学年末を迎えられましたでしょうか?我が家では、中学校の先生との大きなすれ違いからくるネガティブな感情に溺れています。

入園時に初めての洗礼を受け、そこから学習して小学校入学。その時にも、更なる洗礼を受けました。

そして、中学校への3度目の入園入学。

3度目の正直。
6年間で小学校の先生方と、持ちつ持たれつの良い関係を築き、中学校への引き継ぎにも万全を期して滞りなく行われました。
なのにこの無力感。

どんどん嫌な保護者になっている気もしますが、なりたくてなっているわけではありません。求められたことを相手に伝わりやすいように努力した結果、どんどん知識と行動力がついただけなのです。

今思えば、もう少し○○しておけば・・・。と反省の日々。また、変なふうにパワーアップできそうです。
それでも私は学校には全面的に協力したいし、持ちつ持たれつで良い関係を築いていきたいのです。

小学校からの引継ぎ

小学校に6年間いる間には数々のことがありました。最初からうまくいっていたわけではありません。少しずつお互いに歩み寄れたため、信用が高まり安心して相談し合える関係になれたのです。本当にありがたいことです。

そんな中、信頼できる校長先生や担任の先生と中学校への準備ができたことは本当にラッキーでした。
引継ぎ資料では、教科ごとの支援ポイントと実際の具体的事例、見落としやすいけれど後に引きずるから気をつけてほうがいい項目、体調不安の進行事例と支援ポイント等々、具体的な事例を含めて丁寧かつとてもみやすい資料を作成してくださいました。

小学校と中学校の連絡会で、特に注意が必要な点を強調して伝えていただき、中学校側も「よくわかりました。考えてみます」ということだったそうなので安心していました。

入学前の事前会議

入学前の春休みに、小学校の先生、保護者、中学校の先生とで、事前の会議がありました。入学式の会場の事前見学、直近の気をつけることなどの確認です。
ただ、ほとんどの項目は「まだ決まっていないのでわかりません」でした。例えば下記のようなことです。

・どの教科を支援級、普通級で受けるか
・教科書、教材
・宿題等の配慮

振り返ればおかしなこともありました。支援級での宿題の配慮が「まだ決まっていません」と支援級の担任がいっていたからです。
支援級の先生が支援級の生徒に出す宿題なのにダメなの?

それでも、中学校には中学校のやり方があるので「よろしくお願いします」としか言いようがありません。時間をとっていただけただけでもありがたいことなので、それ以上の確認をすることはありませんでした。

「やりすぎ」と「遠慮」の間で

ネガティブな感情に溺れていると書き始めているのでお察しかと思いますが、この1年間、支援学級にいましたが支援とは縁遠い日々を過ごすことになりました。かなりサバイバルな日々を送っていたようです。

もちろん、登校前に大荒れ、帰宅後に大荒れ、そんな日々が珍しいものではなく日常になっていきました。

今思うことは、「わかりました」「検討します」「伝えておきます」と言われた時に、もう少し聞いた方がよかったか、それとも翌週くらいに「どうなりましたか?」と聞き続けた方がよかったか、ということです。

もちろん、ワークがない、この支援具は使っていいか、等は、月に一度くらいは連絡帳に書いていました。それでも、返事が来ることはありませんでした。

支援担任からは「普通級の先生方は忙しいので私にいってください」と言われていたので、「忙しいから時間かかってるのかな」「今、検討中かもしれないし、あんまり言いすぎると鬱陶しいかな」「あまり言いすぎて、子供に報復されると嫌だな」とグズグズしていました。

一番の心配は、子供にあたられること。報復されることを1番恐れました。「そんなことをする先生はいない!」と言われるかもしれませんが・・・。

1ヶ月間隔ぐらいで中途半端に「どうなってますか?」と、遠慮がちに連絡帳に書くのが精一杯でした。

学校はどんな場所?

色々な見方によって色々な目的があると思います。
その中でも、私が思う学校は

子供が安心して登校し、安心して学べる場所

このために必要な支援を考えています。支援が入ることで、先生も生徒も過ごしやすくなるようにです。生徒への支援で先生が疲弊してしまうことは避けたいのです。

でも、先生にとってはそうではないかもしれませんよね。
でも、それを確認する勇気ってありますか?
それに気付けたのは一年間、多くの経験をしたからでした。

それでも諦めたくない

家族で辛い思いもいっぱいしたし、学校のリソースをリサーチして色々難しいこともわかってきた。だからこそ、うまく連携をとっていきたい。

でも、学校からは「ややこしい保護者」と思われていると思う。そう思われるのを少しでも減らすために「感情的」にならないようにした。証拠がある事実だけをドライに・・・。

中学校は三年しかないので、信頼関係を築くのは難しいかもしれない。それでも、子供が1番多感な時期に、信頼できる大人がいることを知ってほしい。

「どうせ無理」「いうだけ無駄」「そういうところやもん」
そういった言葉よりも
「聞いてくれた」「教えてくれた」「手伝ってくれた」
こういった言葉が多く出てくるような学校生活になるといいなと思っています。

でも、まずは1年間お疲れさま。
本当にいろんなことをたくさん学んだ1年だったね。自分が興味があることに頑張ってる姿はとても眩しくうつります。ガンバレ!

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