見出し画像

高等部の進路の先生と面談②

高等部の進路の先生と面談をしました。最初は進路の先生、それも高等部を紹介されたことに不安や疑問があり、当日は「何を話されるんだろう」と落ち着きませんでした。しかし、話してみると公平性・透明性を大事にされている信頼できる先生だと感じました。

進路の先生と話したこと

アンケートで「入所も考えている」と書いていたことの理由を説明しました。 大きな理由の一つは、市内、地域内で利用できる放課後デイやショートステイがほとんどないことです。家庭の事情から、自分と夫の両親のことを考慮しなければなりません。まだ介護は必要ではないものの、実際に家に行く必要があることは増えると思います。預け先がないという状況は、身動きがとりづらくなるものです。
また、子供たちが義務教育を卒業したら、私もたまには出かけたいという思いもあります。
そう言ったことを伝えました。
他には、現在利用しているショートステイが人手不足で予約が不安定であり、年末まで予約を受けられるかどうかわからない状況なことも伝えました。そのため、新たにショートステイ先を探し始めようと思っていると話ました。
もし、月1回ほどショートステイが利用できて、市内で食事介助をしてくれる放課後デイが週1くらいで利用する環境が整えば、入所は先送りしたいという想いも伝えました。
ただ、入浴に関しては週二回以上頼れないので、どこまで自宅で頑張れるか・・・という事情も含みつつ。

支援学校のすごさを目の当たりにした

現状と将来のことを伝えました。
新しくショートステイ先を探し始めているけれど、直接電話をすることに心が折れてしまうことがあり、まだ見学の予約もできていないことも伝えました。つい逃げてしまい、伸ばし伸ばしにしていることだったので、言いにくいし恥ずかしく、言い訳がましくなってしまいました。
そしたらなんということでしょう、天の声が聞こえてきました。
「学校で探すこともできますし、見学の予約も調整できますよ。卒業生が利用しているところもありますから、どんどん頼ってください。お母さんだけでやれることではないですよ。むしろ、今まで自分でされてたことに驚きました」
その言葉には思わず涙がでそうになりました。いや、でた。今まで自分で必死にやってきましたが、自分の情報収集能力だけでは限界を感じ、途方に暮れ始めていたからです。
支援学校に入学したものの、どこまで先生に頼ることができるのか、どこまで聞くことができるのか、言いすぎてモンペ認定されないか・・・。「なんでもいってください」とは言ってくださるけど先生の仕事はどこまでなんだろう・・・。など、教育と福祉の境目があいまいで、どこまで求めてもいいのか、どこまで聞いてもいいのかを探り続けていました。
だから、「これができます」と言ってもらえて本当に助かりました。

まず、WAMNET(ワムネット)を教えていただき、簡単な使い方を教えていただきました。 私が気になる施設があれば、先生に伝え、先生から問い合わせを行い、見学の予定を調整してくださるとのことでした。
初めての面談でしたが、私の希望を伝え、先生がいくつか候補を挙げてくださいました。その中から一つを選び、見学の打診をしてくださることになりました。
自分で一つ一つ探し、電話をかけ、見学予定を組むと思っていたので、一緒に探すことができ、学校が持っている情報を教えてもらえることは、本当にありがたかったです。支援学校のすごさを目の当たりにした面談でした。

10年間考え続けた「どうしたい」が説得力を持っていた

どう思っていて、どうしたいか、これからどう進むかを約10年間考えてきたので、先生にはっきりと伝えることができました。中学部卒業後の行き先は環境次第です。面談前は3年の間に変わるとは思っていなかったので、入所を目指すことにしましたが、短期入所先が見つかればもう少し自宅にいることが可能かもしれないと思いました。ただ入浴については何とかならないと難しいと思うので、入浴できるところも探したいと思います。それが月1回のショートステイで可能なら、そこで入浴するのも一つの手だと思いました。

将来の不安と可能性

新しくショートステイが確保できるならもう少し自宅にいることも可能かもしれません。それを思うと、将来の不安はほんの少し和らぎました。
今まで、自分でガツガツと情報収集をしてきました。聞かれたことにハッキリ答えられるように、いつも頭の中で娘のことをぐるぐると考えていました。そのことを否定されることはありませんでした。先生も「お任せします」と言われるよりも、保護者と話し合いながらより良い進路を考えたいと思ってくださっているそうです。
だから、これまでの私の行動は悪くなかったと思えました。自分で行動してきたからこそ、先生の言われることが理解でき、紹介してもらったワムネットの利用もスムーズにできそうだからです。

おわりに

正直、支援学校に入学したとき、どの先生と何を話せばいいのだろうかと思っていました。しかし、今日の面談で、進路のこと、施設利用のことなどは進路の先生と話をしたらいいんだとわかりました。これは地域の小学校や中学校では難しいことです。支援学校だからこそできることだと思いました。
支援学校についてはまだまだわからないことが多いですが、誰かと話す機会があれば積極的に参加したいと思いました。

とは言ってますが、学校関係者はなんとか積極的にいけそうですが、やっぱりPTAは腰が重くなりますよね・・・。「地域のPTAとは全然違っていて楽しいですよ」とは言われますが・・・。ま、でも食わず嫌いはダメだしとりあえず行ける時間帯であれば行こう・・・と思う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?