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支援学校の先生と相談支援員と見学施設を検討③

高等部の先生との面談で見学する施設を検討しました。市内や近隣地域に施設がある場合はピックアップは簡単です。でも、自宅から半径50キロぐらいのところで利用できそうな施設が、現在利用している施設以外ありません。現在利用している施設のショートステイは人手不足で、細々かもしくは縮小中で休止の危機の真っ最中。放デイは食事介助をしてもらうことができないので、午前中か午後のみ。
ということで、もう少し遠いところまで含めて考えましょうということでした。

目安は半径100キロ・・・。遠い・・・。


支援学校の先生と検討した施設

一番最初に先生からお勧めしていただいた施設は「とてもいい!」と飛びつきそうになりましたが、場所が・・・。都会すぎて私がそこまで運転していく自信がなかったため、残念ながらそこの見学は断念しました。
他にも良さそうな施設はありましたが、福祉施設で医師や看護師が常駐していません。以前、熱性痙攣からてんかん重積を引き起こし、医師より「ブコラム」という薬を処方されています。もしものときに処置してもらえる施設でないと不安なので断念しました。(初めての痙攣以降、発作がおこったことはありませんが・・・)
そこで先生から提案していただいたのが、隣の県の施設です。
通常の総合病院のような感じで、その横に短期入所の施設が併設されています。敷地内に医師や看護師がいるため、安心です。ここへの見学予約の調整をお願いすることにしました。

遠方の施設への不安

相談した時には他に選択肢がなく、多少遠くても見学に行きたいと思っていました。でも、自宅に帰って調べてみると、その医療センターまで最短距離で約2時間。それも一般道しかない。
隣の県の県庁所在地にあるため、交通量の不安もあります。でも大都市ではないので多分行けるだろう。でも、実際にルートを調べてみると、色々と不安がふくらんできました。
最初の見学は保護者だけで行く予定です。どうやら、支援学校の進路の先生も来ていただけるようです。片道2時間なので往復で4時間。少し早めに着くことを考え、現地での話し合いも含めると、合計5時間半から6時間を見学に費やすことになります。これを子供が学校に行っている時間内に済ませなければならず、考えただけでもぐったりです。

医療センター側がどの時間を指定されるか分かりませんが、指定された時間によっては見学に行けない可能性もあります。その理由は、学校が終わった後に子供を預けられる人や施設がないからです。週に一度だけ決まった曜日に放課後デイサービスに行けるので、その日なら大丈夫ですが、そうでない場合は難しいです。支援学校の先生が調整してくださるのでなんとかなるかな。

相談支援員さんの検討施設

相談支援員さんにもショートステイが可能な施設を探していただきました。お願いしてから約2週間が経ち、それぞれの施設の担当者と連絡を取っていただいた結果を教えてもらいました。

ピックアップしていただいた3つの施設は、私自身も調整しようと考えていた医療福祉センターでした。
そのうちの1つは約10年前に利用したことがある施設です。半年前に人手不足でショートステイの利用を停止していたため、連絡をためらっていました。以前は3ヶ月前からの予約が抽選やそれぞれの事情で取れるかどうかが決まるようでした。例えば、運動会のシーズンになるときょうだい児が小学校1年生と6年生を優先する、というような感じです。
今回、相談支援員さんが問い合わせてくださったところ、ショートステイの利用が再開していて、医療的ケアが必要な子供はむずかしいけれど、医療ケアが必要ない場合は取れる可能性があるとのことでした。(1日一人限定ですが)

是非、利用したい!
その理由は、以前ショートステイで利用したことがあることと、半年ほど前から側湾のチェックのためにレントゲンを撮り、診察を受けていたからです。今後も通院する予定があるため、この施設を利用したいと思いました。

他の2つの施設のうち1つは、ほぼ予約が取れないと言われました。県内でも便利な場所にあるため、そうだろうなとは思っていました。もう1つの施設は家から1時間半ほどで行ける新しい施設です。利用者が多く、ケアの度数が低い場合は予約が取りにくいとのうわさを実際利用している人から聞いていて・・・。おそらく、医療的ケアがなく食事が全介助の娘の場合、難しいだろうと思います。

まずは支援学校の先生に教えていただいた施設と、約10年前に利用したことがある相談支援員さんに調整していただいた施設の見学をしようと思います。

覚悟を持って動くと進む

1年以上全く進んでいなかったショートステイ探しですが、今回一気に進展しました。進んだ理由として、いろいろな覚悟が決まったからではないかと思っています。小学校の時は地域の小学校に通っていたこともあり、学校生活を最大限満喫してほしかったので、100%学校優先で動いていました。
でも、支援学校に入学してからのここからの3年間は、将来を決める大きな3年間になると考えています。この期間を生活の場やショートステイ探しなど、家族の負担と本人の環境を整えることに使おうと決めました。だからこそ、見学や打ち合わせを優先することにしたのです。

また、なぜショートステイを利用したいのか、どれくらい利用したいのか、利用するために必要な環境は何か、など、具体的な話ができるようになりました。自分の中でもいろいろな覚悟が決まったのだと思います。

迷っている時には大きく動くことが危険なこともあるのかもしれません。親の心の準備が整っていないと、子供にも影響しますし、たくさん準備をしてくださる皆さんの努力も無駄に終わる可能性があります。
家族にとって大きな決断になるので、ゆっくり時間をかけてでもたくさん動いて環境を整えていきたいと思います。


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