アルの社長が勧める「忘却バッテリー」の何が面白いのか読んでみた
アルの社長であるけんすうさんが、”2019年、次に来るマンガ”として、「忘却バッテリー」を推していました。
将来的にアニメ化、映画化もされるのではないかと言われるほど!(こんなにハードルを上げてもいいの?!)
どんな作品なんだろう、、読んでみるしかない!!ということで読んでみました。
控えめに言ってめちゃくちゃ面白かったです!
ふつーに笑っちゃいました!
絵柄も好き!全体的にバランスもテンポもいい!
続きがめっちゃ気になる!!
野球漫画好きはもちろん、気分転換したい人におすすめの一冊です。
流行を先取りしたいなら読んでおくべき作品ですね!!
消えた天才バッテリー
「全ての球児にとって、清峰葉流火と要圭は絶対に忘れることのできない悪夢のようなバッテリーだ」
全国強豪野球部74校から熱烈スカウトが来るほどの天才中学生バッテリーがいたが、何故か全校辞退し、、
野球部のない都立高校に!
2人とも野球の天才でイケメンでTHE王道でくるのかと思いきや、、
清峰葉流火のどんな球も補給しキレたリードで勝利をもぎ取る「冷静沈着智将捕手」と言われる要圭!!
なんか、、、なんか、、超残念!!!
この顔でパイ毛とかやめてほしい。。泣
まさかの記憶喪失になって野球を忘れてしまった天才捕手要圭。
都立の高校を選んだ理由も
徒歩5分で女子が可愛いで有名らしいからという理由ww
この時点で、え、ギャグ漫画なの?!わたしギャグ漫画苦手だけど、、と思いつつ。。
エースで4番だった超スターの清峰葉流火くん。(こういう設定は好き。笑)
天才すぎるがゆえに天然なのか、こちらもなかなかいい味出してます。
要圭以外には投げる気がない、また一緒に野球がやりたい、ということで自分の輝かしい野球人生を投げ捨てて一緒に都立へ進学。健気や。。
(ちなみに初心者が集まる野球同好会があったのでしれっと入部)
悪夢のバッテリーに心を折られ野球を辞めた元天才たち
そして、その天才バッテリーに心を折られ野球を辞め、野球部がないはずの都立高校へ進学した天才たちが集結しちゃうんです!
野球の神様のいたずらっていうやつですね!
野球を辞めた元凶である清峰葉流火と要圭にもちろん会いたくなかったし、強豪高校のスカウトも蹴って野球から離れるために都立の高校に来たと思ったらその元凶がいるっていう、まさにカオス!
なのに再開した要圭はアホになってるし。。バカにしてるのかっていうね!
でも、、葉流火は基本勝った相手の名前も顔も覚えてないんですが、この二人と一戦交えることで二人のことを認めるんですよね。
そして野球部に誘うんですよー。
でもさ、強い相手から認められちゃったらね、、
まんざらでもない千早と藤堂。
天然って恐ろしい。
そして野球きっぱり辞めたって言ってもね、中学時代の青春を野球にかけてきた彼らだからね、やっぱり大事だよね。
青春っていいなー!しょっぱい!!
超重要キャラ山田太郎
そしてここにも天才バッテリーに心を折られ野球を辞めた選手が!
その名も山田太郎。彼なしではこの漫画も野球部も成り立たない!!
もはやモブにしか見えない山田太郎だけど、彼がいることで天才四人が更に際立つんです。
彼のナレーターを通して物語が進んでいくんですが、山田くんのツッコミが好き。
なのになんでかキャラがめっちゃ薄いんですよね。。もはやすごい。
5巻の表紙を飾っているんですが、誰だっけ??って思っちゃうほど!
でもね、ただの影が薄いキャラじゃないんです。いい選手なんです。
目立たないだけで出来るやつなんです。一押しキャラです。
天才たちとアホの子の仲介役というか、五人のバランスがとにかく絶妙!
才能と挫折
そして、これはただのギャグ漫画ではなく、天才たちの才能の裏に隠されている彼らの努力や、挫折も上手に描かれています。
天才たちは能力ももちろんなんですけど、努力の塊なんですよね。
だけど、努力だけでは乗り越えられない壁がある。。
なんというか、凡人にはわからない高い領域の苦悩というか。
でも、それが新しい環境やチームメイトと触れ合っていく中でそれぞれが過去の自分と向き合って、克服し成長していくんです。
あーでも、レベルが高い者同士が切磋琢磨するからこその相乗効果なんだろうな。
めちゃくちゃ熱いです!!
たまに智将だったころの片鱗を見せる要圭。かっこよ!
弱小校だってこのメンバーなら甲子園目指せちゃう?!
ちなみにこの四人は、甲子園常連高校の帝徳からお呼びがかかっていたほどの選手たち。
帝徳の監督、まさかこの四人がわざわざ帝国を蹴って都立の高校に行っていると思いもせず、、めちゃくちゃショックを受けるほど!笑
(この監督もなかなか味があって好きw)
一瞬記憶が戻った智将圭様も。
(要圭のギャップがすごいのもまた魅力的。)
このメンバーが揃ってしまったのでね、弱小野球部だとしても甲子園が目指せちゃうかも!!っていう応援したくなっちゃうやつ。
ちなみにこの人は負ける気してません。出場も何ももちろん優勝です。はい。
結局は甲子園に行けるかどうかはやっぱり要圭にかかってるのかなー!
アホゆえの柔軟さとポテンシャルで、智将要圭をどう超えていくのか!!
とっても楽しみです!!
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