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ストーリー その1「初デート」

数回に渡って、自己紹介を兼ねて、彼と私のこれまでをつづっていこうと思います。

彼は同級生。還暦前の同窓会で再会してからの流れでした。メッセージをもらったあと、LINEのやりとりが続き、1週間後には二人で会う約束をしていました。
私は夫を亡くして独身ですが、彼は既婚者。
私の頭はもう充分彼でいっぱいでしたから、二人で会えるという事実が嬉しすぎて、ずっとドキドキしていました。ただ、既婚者の彼がどういう気持ちで誘ってくれたのか分からず、単なる友達?それとも、奥さんと別れてる?いろんなことが、かすかな期待が頭をかけ巡っていました。
そして、その頃から、なぜかわからないけど泣けて泣けて仕方なく、ハートチャクラがずっと痛んでました。
どうしてもしないといけないこと以外全く手につかなくなり、部屋にこもって、泣いてばかりいました。

自分がおかしくなってしまったのかと思ったのは、現在の彼のこと、ほんとに何にも知らないのに、そして、亡くなった夫の闘病で疲れ果てたから、もうコリゴリだったはずなのに。。
彼を『看取りたい』と思ったこと。そして、もう彼の子供が産めないと思うと悲しくって仕方なくなったことです。これはのちに過去世の記憶と繋がっていきます。

そして、彼との初デート。
何気ない話がほんとに楽しくって3時間ずっと話し続けていました。
ただ、彼の左手に指輪が。。胸が痛む。
自分がいかに何かを期待してたか、それが外れてガッカリしたのを覚えています。。
それでも、彼は優しさいっぱいの目で私をずっと見てくれ、駅のホームでずっと手を振って送ってくれました。そして別れてすぐにLINEが届き、「楽しかったね。また会おう」
彼の本当の気持ちが分からないまま、それでも私はますます彼に惹かれていったのです。

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