オリジナルソングを作るのって思っているよりも簡単だから挑戦してみよう!

実は作曲って簡単

作曲って難しいイメージじゃないですか?でも実は思っているよりも簡単だと思います。ギターのコードをあまり知らないのに、50曲近く作っている私が言うのだから間違いない。もちろん、プロが作るような複雑な構成の曲とかは知識がないとできないと思うけれど、誰でも簡単にある程度の作曲はできちゃうよっていうことをこの記事では書いていきます。

とりあえずギター

とりあえず、ギターはある程度弾けるようになっておきたいですね。

コードって聞いたことあると思うんですけど、3音以上の音が同時に鳴ることで、日本語では和音と呼ばれます。Cっていうコードだったらドミソの3つの音で構成されています。

いくつかコードを覚えておきたいんですけど、マニアックなコードって覚える必要はありません。C・D・Dm・E・Em・F・Fm・G・A・Am・B・Bm、ほんと私もこれぐらいしか使いません。めちゃくちゃ簡単じゃないですか?

コードを並べてみよう

いわゆるコード進行というやつです。どう並べたらいいの?って思っても大丈夫、安心してください。先人たちがコード進行をパターン化してくれています。王道進行・カノン進行・小室進行など、さまざまなパターンがあるので真似して弾いてみましょう。

  • 王道進行:F-G-Em-Am

  • カノン進行:C-G-Am-Em-F-C-F-G

  • 小室進行:Am-F-G-C

Cで始まったらCで終わるのが気持ちいいとかあります。Amでは終われないとか聞けばわかるので、いろいろ試してみましょう。

曲の構成を考えよう

曲の構成はAメロとかBメロとかサビをどう配置するかっていうやつです。これもそんなパターンはないのですが、基本的に詞で変わるかなーって感じです。どういう詞の展開になるかで、最後のサビの前に言いたいことがあれば、Cメロを入れておくかとかあったりします。

イントロを入れるのかそれともイントロなしでいきなりAメロから始まるのか、1番のあとに間奏を入れるのか、最後のサビの前に間奏を入れるのか入れないのか、いきなりCメロにいくのか…とか、詞によって考えてみましょう。

  • イントロ-Aメロ-Bメロ-サビ-Aメロ-Bメロ-サビ-間奏-サビ-アウトロ

  • Aメロ-Bメロ-サビ--間奏-Aメロ-Bメロ-サビ-間奏-サビ-アウトロ

  • イントロ-Aメロ-Bメロ-サビ-Aメロ-Bメロ-サビ-Cメロ-サビ-アウトロ

  • イントロ-サビ-Aメロ-Bメロ-サビ-Aメロ-Bメロ-サビ-Cメロ-サビ-アウトロ

このあたりは最初の段階でガチガチに決める必要もなくて、なんとなくでいいです。

どのコード進行でいくか

構成が決まったら、Aメロにはどのコード進行を使うかとか決めます。まあこのあたりもふんわりでいいです。あとからいくらでも変えられるし、とりあえずプロトタイプを作ってからいろいろ変更する感じが好ましいかなって思います。

Aメロ:C-G-Am-Em-F-C-F-G C-G-Am-Em-F-C-F-G-C
Bメロ:Am-Em-F-G-C Am-Em-F-G-C-G
サビ:C-G-Am-Em-F-C-F-G C-G-Am-Em-F-C-F-G-C

ほら、なんかもう名曲が生まれる予感しかしませんね。土台はできました。

メロディを考えよう

コード進行が決まったので、弾きながらメロディを考えましょう。ここで言うメロディは主旋律、つまり実際にボーカルが歌う部分ということになります。

実際のところ、ここが一番難しいのかもしれません。でもさっき決めたコードを弾きながら、適当な歌詞でもなんでもいいので、実際に歌ってみてください。これほんと慣れだと思うんですけど、だんだんメロディ作りがうまくなっていくと思います。

「お、なんかいいメロディができたぞ」ってなったら、必ず録音してください。すぐ忘れちゃうので!笑 でも翌日聞くと「あれ、こんなメロディだったっけ?」ってよくあります。でも挫けずに繰り返しましょう。日々鍛錬。

ギターがなくてもメロディ作りの練習はできます。特に車の運転中が最適。ただ適当に歌うのでも良いけれど、例えば吉野家の看板を見かけたら、吉野家のテーマソングを勝手に作って歌ってみるとかでも楽しいです。

毎日のようにメロディ作りをやっていると、適当にコード進行をギターでかき鳴らしながら、いろんなメロディが浮かぶようになります。逆に作ったメロディにコードをつけるのも容易になるので、ほんとこの鍛錬はめちゃくちゃ重要です。

右手の変化

右手でジャカジャカ弾くことをストロークと呼びますが、これにもいくつかパターンがあります。パターンによってメロディも結構変わりますね。

  • ジャーンジャーンジャーンジャーンと下のみで弾く

  • ジャーンジャカジャカジャカジャーンと上下に弾く

言葉にしても全然よくわからないと思うので、YouTubeで実際にやっている人を見てみてください。ストロークによって作曲の幅も広がります。

詞先でいくか曲先でいくか

曲を最初に作る流れで話してましたが、詞先でいくか曲先でいくかっていう話があります。つまり先に詞を書いてから、曲を作るか。それとも先に曲を作ってから詞を書くかってことですね。

結論から言うとどっちでもいいって感じです。

詞の世界観からそれに合った曲を作ることもできるし、曲の雰囲気に合わせた詞を書くこともできますよね。つまりどっちにも利点があるので、作りやすいほうでいいと思います。

詞が難しい

なんだかんだで苦労するのって曲より詞かもしれません。プロもそんなこと言ってるの聞いたことがありますよね。

実際のところ、自分の経験を歌詞にするのがやりやすいです。あとはそういう設定に自分を置いてみて、どう思うかとか。自分を物語の登場人物にして歌詞の中でどう役を演じるか、そんな感じです。

以下は私が作った歌の歌詞です。いわゆる恋愛ソングなんですけど、この歌詞はほんと当時の気持ちを全部詰め込んだ感じですね。

「結んだ手」

巡り合わせのプロローグが今でも脳裏に焼き付いている
ぎこちなく綴った言葉がいつまでも胸をくすぐる
夢見た日々のような延々と続く夢心地
悲しみなんて言葉はない 永遠にも似た幸せ

あなたがいてくれたらもう何もいらない
言葉にしたら薄っぺらくなるけど
積み重ねた日々が強く頷くだろう
結んだ手はずっと離さないから
未来ごと全部抱きしめるから

答えの出ない問題に囚われる必要はない
難しく考えなくてもいい シンプルに生きてみよう
思わず笑ってしまうくらい 何万回も言葉にするよ
誰にも真似のできない 特別な時間を刻むよ

あなたが笑うだけで幸せが溢れる
いつだって隣り同士 足並み揃えて
涙なんて奪い去って虹に変えてあげる
結んだ手はずっと離れないから
世界ごと全部掴み取るから

悩ましい日々が訪れようとも
一緒ならばきっと乗り越えられる
ダメ元で踏み切った気持ち
どんな結末でも後悔はないから

あなたがいてくれたらもう何もいらない
自分の全てを捧ぐほどの誓い
僅かな望みを胸に強く願うだろう
結んだ手はずっと離さないから
あなたがいてくれたらもう何もいらない
言葉にしたら薄っぺらくなるけど
積み重ねた日々が強く頷くだろう
結んだ手はずっと離さないから
未来ごと全部抱きしめるから
世界ごと全部抱きしめるから

結んだ手 - HANAGE MUSIC

何回も書き直したっていいので、とりあえず書いてみることが重要です。自分でいいなって思ったフレーズを散りばめると素敵な感じになります。

あとは文章的におかしくないかとか前後のワードとのバランスも重要です。文章がおかしいと違和感に繋がりますからね。

この歌詞ではあんま情景がよくわからないけれど、もっと劇的な展開にもっていくなら、Aメロで季節・登場人物・状況、Bメロでサビ前の助走、サビで一番言いたいことを言うとか、いろいろやり方はあるかと思います。

詞と曲のバランスも重要ですね。失恋ソングでも最後は前向きに終わる歌詞ならば、曲を明るめにするとか。詞が暗くて曲も暗かったらどん底ですからね!笑

これも重要なのですが、歌いやすいかどうか。実際に歌ってみて歌いづらかったら歌詞を変えるのも必要だったりします。削ったり違う言葉に置き換えたり試してみてください。どうしても伝えたいフレーズだったら、歌い方を変えるっていうのもアリです。

作詞も鍛錬が必要で、書けば書くほどいいワードが空から降ってくるようになります。あといいなって思ったフレーズは必ずメモっておきましょう。

作詞・作曲のヒントやコツ

  • 慣れるためには質より数。たくさん作詞してたくさん作曲する。

  • 有名曲のコード進行をそのまま拝借してメロディだけ変えてみる。

  • Aメロとサビはほとんど同じコード進行でもよかったりする。

  • 全く同じコード進行でも違うメロディはいくらでも作ることができる。

  • マンネリ化してきたら普段使わないコード進行を使ったり、テンポを変えたり、右手のストロークを変えると、違うメロディが浮かんだりする。

  • 自分の感情を引き出すと歌詞が書ける(たくさん恋愛をするとか…笑)

  • 一気に全体の歌詞を書いて土台を作ってから修正するとやりやすい。

  • 有名曲(RADとかエモいやつ)に合わせて全然違う歌詞で即興で歌ったりすると、結構いい感じのフレーズが思い浮かんだりする。

まとめ

作詞・作曲も結局のところは日々鍛錬なんですけど、やればやるほどわかってきます。やらないとわからない。これってどんな物事でも同じですよね。これを見ているあなた、実はすごいメロディセンスの持ち主かもしれませんよ。まずはギター買うところからですね。すべてはそこから!


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