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ちゃんと使ってますか?超音波治療器

整骨院・接骨院にある治療器の王道中の王道、超音波治療器。

そもそも、なぜこいつが整骨院・接骨院に存在しているのか?考えたことはありますか?

よく、患者さんから言われるのが


「前に行っていた整骨院で超音波当てられてたけど、あれって何に効くの?」


と。これって、効果を実感してもらっていないのと、キチンと説明ができていないからですよね?

超音波治療器を使用して患者さんが

「おっ!」

っと言う瞬間を想像してみてください。あなたはできますか?それとも

「ふ〜ん…?」

と言われるイメージが湧きましたか?


前者であれば全く問題はないでしょう。超音波治療器って闇雲に使っていても「おっ!」とはなりにくい機器ですから。


また、「ふ〜ん…?」も当然、出ます。まずは超音波治療器が何のために存在して、なんのために使用するのかをあなた自身が理解して、患者さん自身も理解することが大切です。

「そもそも論」が抜けて

「超音波治療器は効果がないですからね〜」

と説明するような柔道整復師になってはいけません。そうなってしまうと、今までせっかくこの機械が使えるようにしてくれたメーカー、先生方の涙ぐましい努力をそのまま放り投げてしまうことになります。

それだけは絶対にやめていただきたい…超音波治療器はコスパがいいので、使えなくなると非常〜〜〜〜〜に困ります!!


患者さん自身にやってもらってませんか?

超音波治療器は患者さんに持たせて、簡単にやり方説明して後は放置。そんな対応していませんか?その患者さんはキチンと理解してプローブを当てられていますか?


大半がグリグリと適当にジェルを塗り拡げて終わり。


になっていませんか?


非常に勿体無い!!!!!!!!



超音波治療器は使い方を理解すると、自分で当てたほうが効果が高い治療機でもあります。実際に、オリンピック選手などは治療器を持っていって自分でケアをすることが多いようです。その際にはメーカーさんがしっかりと使い方を指導して、理解して使っているとのことです。(某メーカーさん談)

自分で当てたほうが効果が高いのはなぜか?温熱治療は全てに言えることですが、体内の温度がどの程度上がっているのかは受けている本人にしかわかりません。

そのため、コツを掴んでしまえば、患者さん自身が超音波を使うことで「お?熱くなってきたな、ポイントを動かそう」と、なるのです。

ただ、身体について詳しく知っている人なんてほとんど来院しません。そのため、患者さんにやってもらっても効果が出ないで終わることがほとんどです。

基本的には施術者自身が患者さんにやってあげたほうが効果を感じやすいと思います。温度変化に関しては自分の手と患者さんの感じ方を聞きながら調整するしか無いのですが、当て方が正しければ1分でも十分に効果が出ます。


超音波治療器が接骨院に普及した理由は多々あります。怒られるかもしれませんが、私が思うに下記事項だと思っています。


・他の治療機に比べて比較的安価

・電気のビリビリが嫌な患者さんはこれをやってもらう

・低周波でも手技でも良くならなかった人にはとりあえず当ててもらう

・患者さん自身にやってもらって手離れが良い

・腕のいい柔道整復師が使って患者さんが感動した


目指すは最後の部分でしょう!!


超音波治療器は柔道整復師でなくても使えます。医療資格がない人も使用することはできます。だから、そのうち普及すれば整骨院にある超音波治療器は誰でも持ってて、誰でも使えて、誰でも効果が出せる時代が来ます。

実際に、家庭用の超音波治療器をWEBで購入することができます。

治療器はドンドン安価になってきています。


「一家に一台、超音波。」


そんな時代が来るかもしれません。


では、家庭用の超音波治療器と整骨院で使用している高い超音波治療器とは何がどう違うのでしょうか?


・安全性?(何をもって?)

・性能?(どんな違いが?)

・使う人?(本当に使えるの?)


このあたりが理解できて、説明ができて、使用ができなければ患者さんは離れていくでしょう。


正直、私は用途によっては家庭用の超音波治療器でもOKだと思っています。

あくまでも使用用途に限りはありますが、結構使えると思います。


接骨院・整骨院における、物理療法は柔道整復師にとってはかなり重要なポイントだと思っています。なぜならば、他の医療関係従事者に比べて武器が少ないですし、出来ることも限られています。(これは業務範囲の話ではなく、知識的・経験的な部分も含めてです。)


比較的短時間で治療効果を高くするためには、私は物理療法は欠かせないと考えています。その中で安価で購入できる超音波治療器に秘めているパフォーマンスを侮ってはならないと思います。

今後、超音波治療器の意味と使用についてもnoteに書いていきます。

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