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セラピストのオンラインサロンってどうなん?

こんなTweetをしました。

で、一応インチキ含めて20RT行ったので公開します。



そもそもオンラインサロンとは?


結構、この辺曖昧に捉えている人が多いのですが…まずは言葉の意味から考えていきましょうね。

じゃないと、考え方にズレが出てしまうので。


サロンとは、もともと応接室などの部屋を意味する言葉である。 応接間、談話室など。 フランス語で宮廷や貴族の邸宅を舞台にした社交界をサロンと呼んだ。主人が、文化人、学者、作家らを招いて、知的な会話を楽しんだ。 展覧会のこと。元々ルーヴル宮殿の大サロンで開催されていた芸術アカデミー主催の美術展サロン・ド・パリを指した。 ウィキペディア


はい。もともとは応接室って意味らしいですよ。

社交場という意味もあったんですね。ふむふむ。
そして、色んな人を招いて知的な「会話」を楽しむのが、サロンだったわけですね。なるほど。


では、現代の「オンラインサロン」とは何でしょうか?


オンラインサロンは、月額会費制のWeb上で展開されるクローズドなコミュニティの総称である。 作家、実業家、アスリート、ブロガー等、専門的な知識を持っていたり、ある分野で優れたスキルや経験を持つ個人、又は複数のメンバーが主宰者となり運営している。 ウィキペディア

はい。こんな感じですね。

・月額制
・クローズド
・スキルを持つ個人または複数が主宰者

ですね。

月額制のコミュニティ=オンラインサロン

という言い方でひとくくりにされているので、「どれも同じだろ」と思っている方がいらっしゃると思います。
しかし、よーく見てみると、結構違いがあるんですよね。


更に言うと



主宰者側と、参加者側で、意志がズレているコミュニティが多く散見されます。特にセラピスト界隈。


僕は思ったのは、セラピストの方が行っている、多くのオンラインサロンは「スクール」なんです。



意味わかりますか?



主宰者側も、参加者側も、「スクール」のつもりでコミュニティを運営、参加しているパターンが結構多いんです。



続かない、理解されない、どれも同じ


と、捉えられているんですよね。




多くの場合、求められているのは「スクール」なんです。

要は、「学びを得たい」という層がセラピスト界隈には非常に多いわけです。これは実際に臨床現場に出て、自分の勉強不足から「学校で勉強していることだけでは足りないんだ」と、感じる人が多く、そういう思考になっているのだと思います。(ただ、面白いもので結局学校でやってた勉強に戻ったりするんですよね。)



そこで


僕なりにセラピスト界隈で多い「オンラインサロン形式」についてちょっとだけ書いてみます。

「もっとこういうのあるだろ」
とか
「おれん所はそんな事やってない」
とか

言う人がいるかもしれませんが、知らんわ。笑



細かいところまで解説する気もありませんし、どこかのオンラインサロンを悪く言うような内容でもありません。


批判的に見るんだったら、あなたのサロンは、そんなもんなんじゃないんですか?と、一言加えておきましょう。

この記事の内容が

「薄い」「足りない」


とか言われたところで、薄い内容しか書いてないし、そんなに熱量を帯びて書く気もありませんのでご了承ください。笑


大きく分けて、セラピストが運営するオンラインサロンってこんな感じだと思います。

これ以外、無い。むしろ、これ以外があったら多分成り立たないか、消滅していると思っています。


1つずつ見ていきましょう。


主宰者が1人で、その人の元に集まって色々と教えてもらうスタイルのサロン。結構これが一般的だと思います。カリスマとまでは言わなくても、「あの先生の意見や技術を学びたい!」という人は、こういう形のサロンに参加するのが良いのではないでしょうか?

初学者、1〜2年目のセラピストの先生方は、何から学べばよいか全くわからないと思いますので、まずは師匠と呼べるような人を見つけて、最低1年は集中的にその人の考えを教えてもらうのが良いと思います。

PS

基礎になる考え方が固まってないうちに、アレも、コレもと欲張って勉強したところで、おそらく「知ったかぶり野郎」が完成して終了です。お勉強は出来ても、人の気持がわからない「俺って何でも知ってるぜ」系面倒な人材が生まれ、どこの組織にも所属できない人間が生まれます。そういう人は、すぐに開業しましょう。失敗して気づくことも沢山あります。ただし、患者さんで失敗しないでくださいね。怪我させたらセラピストとして…わかりますよね?だったら、1人の先生にまずは教えてもらって、きっちりと学んだほうがマシだと思いますよ?


主宰者が複数人居て、セミナー形式で講義を行うスタイルです。こういうオンラインサロンも、よくありますよね?一見、先程のオンラインサロンよりも「いろんな人の意見が知れて良い!」と思うかも知れませんが、基本的にはあまり変わらないです。こちらも1〜2年目のセラピストの先生方にはおすすめです。なぜ、この形のオンラインサロンが、先程の1名のオンラインサロンと同じなのか?コレに関しては後ほど解説します。ポイントは「主宰者が複数人居ても、考え方が統一されていたら、1人に学ぶのも対して変わらない」ということです。

PS

だから「俺は1人じゃなくていろんな先生の意見を聞いてるんだぜ〜」的にイキった所で考え方は結局1人の人間から学ぶのとあまり変わらなかったりします。見かけだけそう見えているだけで、中身はそうなっていること、ありますので。まぁ、それに気づくかどうかなんて勉強して、色んな人と会話しないと多分気づけませんので。「ここがすごい!」と思ったら、参加するで良いと思います。


主宰者が複数人で、セミナー形式ではなく、対話形式で行うスタイルです。こういったスタイルのオンラインサロンは、正直1〜2年目の先生方は向いていません。というか、「ここに入れば何でも教えてくれる!」というイメージで入ると「何でも教えてくれるけど結局なんだかわからない」という自体にもなりかねません。色んな意見を聞けるというのは、一見良く見えますが、自分の考えがなにもない状態で、多くの情報が入るとパニックになります。自分を高めたい。引き上げてもらいたい。というイメージならいいと思いますが、スタンスがセミナーではなく「対話」なので、振り落とされるかついていけないパターンも十分に考えられますので、自発性がある人はいいかも知れません。


PS

ただし、無理して参加してしまうと、「すごかった」「知らないことだらけだった」で、終わってしまう「感想は小学生野郎」の爆誕です。おめでとうございます。結局、セミナー形式であったとしても、自己満で終わってしまう人も多く居ます。だから、どこのオンラインサロンに参加するにしても、自分から自発的に動けない人は、お金の無駄遣いになる可能性もありますので覚悟して参加するべきだと思いますよ。


さて、大きく分けて3つの形を説明しました。正直、もっといろんな形、ありますからね?この記事では1つの考え方として「あ、オンラインサロンってそういう視点で見るのも面白いな」という素材として見てください。

僕の考えではありますが、正解ではありませんので。

あくまでも、考えるため、選ぶ時や自分でオンラインサロンに入るときの参考材料として見てみてください。



で、重要なのが主宰者の関係性です。

先程の図に線を引っ張ってみました。

イメージしてほしいのですが、これは思考や方向性の線です。

1人で運営しているオンラインサロンは、一人の考えしかありませんから、線はないです。

2人以上で運営している②のようなサロンと、③のようなサロン。一見全員が同じ思考、方向性に見えるかも知れませんが…その線が同一か、バラバラか、でも大きく意味が異なります。

先程説明したように、複数人で運営していても、全員の方向性、位置関係が異なる場合があるんです。

③の図では主宰者の位置がバラバラですよね?しかも、同じ列に参加者もいるわけです。(面倒だから線引っ張らなかったけど伝われ。笑)

要は、対話を重視しているサロンの場合は「その場にいる参加者も主宰者と同じポジションにもなる可能性がある」ということです。


これが、オンラインサロンでの種類で

「スクール」なのか「サロン(対話)」なのかの違いです。


この辺って、運営側も勢いで始めているから

整理整頓出来ていないパターンがほとんどなので、

「うちはスクール型だ」
「うちは対話型だ」

とかなんて、意識していないでしょうし
意識していたとしても

「うちはどっちもやってる」

とか言う所は信用しないほうが良いです。中途半端にしかなっていないので。笑



こういうことを言うと


「見分け方ってどうするんですか?」

みたいに言う人が絶対に出てくるんですよ…


そういう人は、考える力、無いので何でも良いからどっか好きなところに参加してください。そして成功するか、失敗するかはわかりませんが、とにかく気に入ったところに行きましょう!深く考えなくていいです。



この記事で説明したかったのは、

「一方的に教えてくれる環境」

「双方向で考えさせてくれる環境」

があるんだよ、ということです。


今回はYUTO先生がオンラインサロンの中も外についても言及していたので、便乗して書かせてもらいました。



どこかを「絶対にここがおすすめですよ!」なんて、僕の口からは言いません。


自分で合ったところを、まず探してみてくださいね。

自分で決めるのも、「意志」のトレーニングです。
この記事はその材料にでもお役に立てれば、と思います。


こんな変な記事を読んだあなたは、きっと良い2023年を迎えることができるでしょう。(知らんけど。笑)

サポートしていただけると泣きます。(泣きません)