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「生きづらいでしたか?」

すき間時間にサクッと読んだ「生きづらいでしたか?」

「生きづら」は、気になっちゃうワードだ。
先日オーディブルで野口聡一さんの「どう生きるか つらかった時の話をしよう」を聴いた時にも「当事者研究」のことが出てきたので、フラグが立っていたこともあり手にした一冊。

生きづらさを「病」として捉えるのではなく、経験として身を委ね観察し、乗りこなしたりやり過ごしたりといった付き合い方を獲得していく。
それぞれの独自性があり、それを取り出して眺めてみる。自分だけで眺めるのではなく、みんなで眺めてみることで気付くこともある。

「生きづらい」先行でもなく、誰かや何かに規定されるものでもなく、すべての「ある」をそのまま「あっていい」とする土壌づくり。
特殊でも素晴らしいでもなく、普通にあること。
一人で噛みしめて、思い出しているだけで、「分かち合う」まではいかなくても、穏やかな気持ちになった。こうして思ったことを「書く」ことも、ささやかな分かち合いでありますように。

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