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「家族じまい」桜木紫乃

ひとの歴史、家族の歴史出来事、思い出、積み重なっていくあれやこれ。

誰の目を通して見るかで、同じ出来事も違った意味を持つ。
目の前の出来事だけじゃなくて、過去のわだかまりもこんがらがって面倒くさい。
面倒くさいと思うタイプはさっぱりしてるとか冷たいと言われてしまう。

家族を「終える」終いではなく、仕舞いだ。

縁を切っても切れなかったり、どこまで厄介な感情がつきまとったり、それぞれのカタチがある。

縁を切るといっても、どこか引っ張られるところもあり、なかなかに難しいのが家族。いや、感情なのかな?



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