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魂を削る仕事

なんだか大それたタイトルですが、ソーシャルワーカーやカウンセラーの仕事に全身全霊で挑んでいると感じる感覚です。(あくまでも主観ですが)

自分の知識や経験、人生観や価値観、この身の全てを使っている全力感なのです。それは、悲壮感漂うものではなく、これが私の仕事なのだと納得するような感じです。

そんなことを考えてしまうのは、こちらの本を読んだ影響です。

私は、大学を卒業して20年以上ソーシャルワーカーの仕事をしてきました。面接場面もたくさん経験してきました。失敗もたくさんあったし、これで良いのかと確信を持つこともできず、だからこそ必死で勉強して知識をつけて、我ながらよく頑張ってきたと思います。

そんな経験の積み重ねの中で、ソーシャルワーカーの仕事の中でも「面接」という構造化された「場」で、自分自身が変わりたいと本気で向き合う準備と覚悟を持った方と向き合うことに特化してやっていきたい。そんな志を持ってビリーフリセット心理学を学び、認定カウンセラーとして開業しました。

こんな風に書くと、なんだかすごく見えるけど、実際は悩みながら迷いながらのエンドレスループです。
分からない、難しい、それは、複雑で奥が深い底なし沼をのぞき込むようなものなのです。
この本の中で「難しさに気付くことが専門家への第一歩」と書かれていて、私はちゃんとスタートラインには立てていたんだなと安心しました。

面接とか相談は、「話を聞くだけでしょ」と一見楽な仕事のようにも思われてしまうこともあり、自分自身も自信がなくなるのですが、決して楽じゃないです。魂を削って臨んでいるんです。
苦しさを抱える、著者の言葉を借りると、困難から目を離さない覚悟と強靭さが求められる仕事なのです。
それが完璧にできているかというと、それは不可能な仕事ではありますが、なんだかんだ傷つき、もがきながらも逃げない。いや時には逃げたりかわしたりもしながら向き合ってきたのです。

そんな苦しいこと、なんでやってるのかな?

これこそ人生の謎ですが、なんか喜びがあるんです。一緒に未来を見る時、可能性を信じられるとき、そこに希望が感じられるのです。
これを使命と言ったらカコイイのだけど、そんな感覚でもなく、ましてワクワクを求めている感じでもなく、ただ、自分にできることを淡々と続けていたら沼にはまっていましたって感じです。
この先、どっちの未来に進むのか分からないけれど、人との出会いやタイミングでなるようになっていくのでしょう。


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