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【京都】仏像に想いを馳せる。

今年度3度目の京都訪問。(行き過ぎ…)
今回は特別拝観を見るためにお邪魔してきました。

冬の京都は実は閑散期らしく、
訪問1週間前に駅近郊が安く抑えられました…!!
桜の時期になるとまた込み始めるので、ご興味ある方は今のうちに!

今回の目的は醍醐寺と仁和寺の特別拝観。
まずは醍醐寺。
こちらでは、『水晶宝龕入り木造阿弥陀如来立像』を見ることができます。
(2024年は3月3日まで。)

どうしても見ていただきたいので、URLをば。

親指ほどの仏像が、水晶の中に入れられている
こちらは鎌倉時代の作品で、快慶作と目されています。
おおきな仏像もダイナミックで感動しますが、このサイズのものを水晶に入れようとした当時の創造力がすごいですよね。

金堂に向かう途中は醍醐の杜という大木に覆われた場所だったところ。

醍醐の杜と呼ばれていた場所。
一早い復興を願います。


平成30年の台風21号により甚大な被害が出ました。約3000本に及ぶ倒木、建造物など被害額は4億6,000万に及びいまだ完全復旧には至っていません。
ここがたくさんの木々に覆われた自然豊かな場所だったのかと想像しながら歩みを進めました。日本は災害の多い国ですが、令和5年になってもなお爪痕が刻まれている痛ましさを感じつつ、復興を遠方から願い続けたいと思います。

続いて仁和寺。
こちらでは普段は立ち入ることのできない金堂裏堂の五大明王の壁画を目的に伺いましたが、一番感動したのは仁和寺霊宝館にある阿弥陀如来坐像。
こちらは888年の建立当初、金堂に安置されていたものです。
応仁の乱など度重なる焼失に見舞われ、一時は別の場所に移されていました。徳川家光公時代の1646年ついに金堂が再建され、ようやく仁和寺に帰ってくることができたのです。

火災、戦火など度重なる災難を守り、約160年の時を繋いでようやくあるべき場所に戻ってくることができたあみださま。
その歴史に想いを馳せずにはいられません。
こちらは名宝展で期間限定で見れるようなので、ぜひ見ていただきたいです。
https://ninnaji.jp/about_culturalassets/statue/

たくさんの人々が現代につないできてくれた文化。
これからも想いを馳せに寺社仏閣を練り歩きたいと思います!!

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