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2020年も12月。今年は記憶がない、という人が周りに多いです。かくいう私もその一人。だって、ねぇ……。

例年はもう新春歌舞伎のチケットが発売になっているというのに、ようやく1月2日初日のアナウンスがありましたが、発売が12月14日という異例の遅さ……先日、歌舞伎役者さんから陽性者が出たので仕方ないですね。

さて、12月の演目を見てみましょう。

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第一部
四変化 弥生の花浅草祭

変化ものの舞踊のようです。最後に石橋があるので、獅子が出てきますね。

第二部
心中月夜星野屋

これは落語が元のようです。

第三部
傾城反魂香 土佐将監閑居の場

観たことがあるのはこれだけでした。通称「吃又」(どもまた)です。
粗筋はそういうサイトでもご覧頂くとして、私がこの演目の見どころに(勝手に)しているのが、主役の又平が先を越されてしまう、弟弟子の修理乃助役の役者さんです。

以前、修理乃助が種太郎時代の現・中村歌昇さんだった時に、凛々しい修理乃助に釘付けになり、他の演目でも注目するようになりました。だからか、ついそういう目で見てしまう役です。

もちろん、又平が自画像を描く手水鉢にもご注目!

第四部
日本振袖始

討伐もの。八岐大蛇が玉三郎さんなので、妖艶でしょうねぇ。
対する素盞嗚尊が菊之助さん。こちらも美しいでしょうね。

★ ☆ ★

1月の初春大歌舞伎は、仮名手本忠臣蔵と菅原伝授手習鑑、どちらも三大狂言ですね。
仮名手本忠臣蔵は「祇園一力茶屋の場」という有名な場面です。
菅原伝授手習鑑は発端に近い「車引」です。「車引」と「寺子屋」の上演がダントツに多いと思いますが「寺小屋」なんて毎回泣きますね……。

1月は三部制となるようですが、通し狂言ができる日が早く戻ってきますように。

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