内視鏡祭り2024-①
今年は、もはや祭りというほどでもありません。大腸と胃だけの人間ドック並みとなりました。最盛期は内視鏡(大腸、小腸カプセル、胃)に加えて超音波、CT、MRI(MRCP)でしたから、だいぶ時間も費用も少なくなりました。
前夜祭
買い出しと仕込み
いい感じに鰯を食べ切り(脂の多い魚はNG)肉類も前々日に食べ切れそうだったので、白身魚を買えばOKです。最近あまり行かなかった、魚の豊富なスーパーへ。
皮を引いた生鱈は内視鏡当日まで持つので、ポリープを取ったら煮付け、取らなかったらムニエルにでもしましょうか。保留。
他に白身魚というと、鯛か平目。平目も美味しいでしょうが、値段的にもサイズ的にも鯛ですな。
鯛は例年通り、昆布締めにしました。半分に切って塩をして、昆布を乗せて巻いておくだけなのに美味しくなりますからね~、やめられませんわ。
前日の食事
ミックスベリーのジャムをたまたま前日に使い切ったので、検査が終わるまでは次の分を作らないようにしました。種が腸のひだに残ることもあるそうで、水で流しながら検査すると時間がかかるのです。
そのため、種のあるものや繊維質のものは3日前ぐらいから食べないでと指導する検査機関もありますが、通っている大学病院の先生は制限食は前日のみで良いとおっしゃるので、そのように。
以前は煮卵も食べていましたが、卵白のアレルギーが発覚したので止めています。たんぱく質は鯛が頼み。これは朝食、あとはパンが白米に、紅茶が日本茶になるぐらいです。
具なし味噌汁の具はキャベツです。せめてエキスだけでも。出汁は煮干し、最近は煮干し粉を使って粉ごと飲んでいますが、さすがに粉が腸に残りそうですので、お茶パックを使って粉は取り出しました。昆布締めから外した昆布も追加しています。残りはほぼキャベツの味噌煮となりました。
普段は白米に発芽玄米を入れて炊いていますが、玄米や雑穀米は禁止。たまに食べる白米の甘いこと。でも、でも……自家製たくあんと共に食べたい!内視鏡後のお楽しみですな。
過敏性腸症候群になってから食欲があまりないので、消化の良い食事にしても空腹感がないのは楽です。
食事は20時まで。腸管洗浄剤を溶かして冷蔵庫に入れ、21時に指定の下剤を飲みます。この日は夕方から眠かったので、早寝することにしましょう。翌朝早いですし。
本祭
腸管洗浄
眠い……10時の予約ですので、移動に少々余裕を持たせて5時から洗浄剤を飲みます。うまく出来ていて、説明通り4時間で綺麗になるのですよね~。
なぜこんなに早いかというと、早く帰りたいからです。それと、検査が10時だろうが15時だろうが食事は前日の20時までなのです。いくら食欲がないといっても、食事の間があまり開くとまた別の不具合が出てきますので。
イイ感じで進み、8:30頃にはすっかり終わりました。家で時間を潰しても仕方ないので、早めに病院へ行ってしまいましょう。
内視鏡と採血だったので、受付で「先に採血を」と言われたのですが、例年後なので、と説明して内視鏡室へ向かいます。理由はWebで!いや、後で。
下部内視鏡(大腸)
例年になく混んでますなぁ。これは早く着いたといっても早く始まることはなさそうです。本当は、今読んでいるすごく厚い本を読みたかったのですが、重いし雨だし、図書館からの借り物なのでやめました。
9:30位に受付を済ませ、10:00の予約のところ、呼ばれたのが10:15位。午後になるともっとずれることがありますので、やはり早い方が、ね。先にバンバン呼ばれていた人は予想通り、胃の内視鏡だったようです。
「〇番の椅子でお待ち下さい」と言われ、大腸の時に入る内視鏡室の前で待ちます。問診票の確認があり、点滴のための血管確保。ここ数年は内視鏡室に入ってからでしたが、やはり混んでいるのでしょうか。
2部屋の間で座っていると、相次いで車椅子が出てきました。さあ、どちらから呼ばれるかな?まあ、どちらでも良いのですが。
呼ばれて部屋に入り、看護師さんと準備するうちに先生登場。
「今日はT(主治医)が別の処置に入っていますので、私〇〇が担当します。(鎮静剤の確認をしつつ)Tから『はなえみさんはちょっと難しいからよろしくね』と言われましたが、何かあったらおっしゃって下さいね」
「多分、第三コーナーが曲がれない問題ですよね……」
横行結腸から上行結腸へのコーナーがいつも曲がれないのです。鎮静剤を使っていても起きてしまうのは、恐らくいつもココ。
さて、今回はどうでしょう。鎮静剤が入り、視界が曖昧になっていきます。
ぱち。起きた。なんだかビジネスちっくな夢を見ていました。
「痛いです……」
その後は不明で(鎮静剤追加?)気づいたら終わっていて、看護師さんに靴を履くよう促されていました。
車椅子でリカバリーベッドに移ってしばし寝て、一度看護師さんに声をかけられたのですが、まだ半分ぐらい溶けている感じで起きる気力なし。しばらくして自力で目を開いて、抜針してもらいました。確認すると、今年はポリープ切除なしでした!
着替えて採血に向かいますが、まだヨレヨレしています。傍から見たら千鳥足なのでは?これが、採血を後にしている理由です。採血を待つ間にも目が覚めてくるのと、もし何かあってもまだ病院内にいるので……。
後夜祭
植物観察
正面でない出口を出て、病院のお庭を通って帰りましょう。あいにくの雨ですが、新緑は綺麗です。
カルミアもエゴノキも今年はまだ見頃ではなかったようですが、2週後の胃カメラの日だとどうでしょうねぇ。
ここ数年追いかけているエビヅルさんが見当たりません。2~3年前にご隆盛だったところは、笹とヤブガラシの勢いが凄かったです。まだ開いていない針のような笹の芽を見ながら、子供の頃にこれを摘んで亀の作り方を教わったなぁと思い出すのでした。
笹とヤブガラシがご隆盛でも、ここはツツジの植え込みです。そういえばヤブガラシの新芽は食用でしたよね。シュウ酸が強いようですので、アク抜きして食べないと。
待望の
蒸しパン所望モードだったので帰り道のセブンイレブンへ行くと、パンの棚がほぼ空っぽです。確かにお昼過ぎではありましたが、この辺、そんなに会社が多かったでしょうか。
この日は消化の良いものを、とのことでしたので、真鱈は薄味で煮付けてお粥に乗せました。ふっくら煮上がって天才です(鱈が)。
眠い
昨年までですと、まだ小腸カプセル内視鏡の受信機を身につけている時間ですが、今年からはなくなったので身軽です!会計も1万円以内でした!
前夜が暑かったり、外がうるさかったりで眠りが分断されたので、少し昼寝しました。鎮静剤の影響か、その日いっぱいはぼんやりしがちです。
振り返り
やはり面白かったのは2022でしょうか。
そもそも、この検査をする理由はこちら。
今年の内視鏡祭りは2週後に続きます。