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もはや死語なのでしょうか。

「失敗してもいいから、やってみたら?」
というのは大事なことで、人間の脳というのは失敗するとその回路を「このやり方は違ったな」と切り捨てるのだそうです。

何かをする前に成功する方法を調べて調べて、最短距離らしい方法を探すのがイマドキでしょうか。でも、その脳の仕組みから察するに、小さな失敗を繰り返していった方が、結局は近道という気がします。

小さな失敗をしないままに学生時代は過ごせても、社会人になっていきなり失敗する ── ダメージが大きいですね。新卒採用していた会社にいた頃は、4月下旬やGW明けぐらいに、適応障害の診断書がよく出されてきたものです。

『試行錯誤』もそうです。PDCAサイクルを回す練習とも言えないでしょうか。

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姉が小学生向けのワークショップをした時、それぞれの子どもたちの工夫の余地がある材料や手順にしようと思ったのに、同じものが同じように失敗せずにできるキットにするべきだ、という主張をした親御さんがいたそうです。

他の子と違うものを作って「あの子のも素敵だけど、あなたのも可愛いね」と認める方が、多様性にも繋がると思うのですが。

「学校側から、生徒が凹むからレポートの赤入れは”ですます調”にするよう言われている」
と大学教授から聞いた時も驚愕でした。そういう変な気遣いをするから、打たれ弱い人が増えるのでしょう。

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当たって砕けてやり直す。そのことに寛容な社会であって欲しいです。

#当たって砕ける #失敗 #脳科学

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