内視鏡祭り2023
今年は2日に分けての開催です。初日に大腸と小腸、腸管洗浄は一度にしたいからです。翌日はどうせ小腸カプセル内視鏡の受信機を返しに行かないといけないので、だったらついでに胃の内視鏡をやって、帰りがけに採血して終了としました。
例年のようにMRIがあると、カプセルが完全に出ていないとできないので日程を離しますが、今年はカプセルを回収できなくてもまあOKです。
昨年の内視鏡祭りの時はまだIgG検査をしていなかったので卵も食べていましたが、低FODMAP＆高IgG抜き版は昨夏の大腸内視鏡を見て思い出しました。記録は大事、記憶は無理。
前夜祭
しばらく食べられないものを食べる
レアチーズのタルト
ない！
鱈がありませんでした！いやあったのですが、半身がド～ン！鱈のサイズはご存じでしょうか、結構大きいです。半身で2,500円ぐらいしていました。
プロが仕入れるスーパーなので仕方ないのですが、デパ地下で切り身を買うほどでもないので、なんとかやり過ごしましょう。
翌日から連休となる八百屋へ行くと、バナナがありませんでした！無いならスーパーで買えばよかったぁ……。
明治屋でお高いバナナを買ってみました。フィリピンのミンダナオ島産、コクがあってまろやかだそうです。検査後を楽しみにしましょう。
鱈が買えなかったので、前日は3食とも鯛の昆布締めですね。なぜ刺身でなく昆布締めかといえば、その方が美味しかったからです！検査前で食べられるものが少ないからこそ、味は重要です！（力が入りすぎ）
前日の食事
素トースト、鯛の昆布締め、具なし味噌汁、紅茶。
昼食、夕食はトーストが白ごはんになったり、紅茶が緑茶になったりしただけですので割愛。味噌汁は水出し煮干し出汁でスッキリと、と思ったものの、少しでも魚のエキスを摂取してやるぅ！とばかりに結局煮出しました。
昆布の表面の粉はポリオール、高FODMAPです。量は大したことないのでしょうが、昆布を広げるために湿らす意味でも水でさっと洗って、拭いてから昆布締めにしました。昆布締め、最高。
食事は20時まで、21時に下剤を飲んで、腸管洗浄剤を水で溶かして冷蔵庫へ。準備OK。
本祭
腸管洗浄
謎の早起き。なぜなら、5時から腸管洗浄だからです！
大丈夫、食事の支度は要らないし、スッピンで良いし、起きればなんとかなります。早く帰りたいので、早く始めるのは無問題。
洗浄剤を飲み切る前にイイ感じになってきたのは良かったのですが、眠い……病院へ行けば眠れるから（鎮静剤使用）今は我慢よ……。
下部内視鏡（大腸）
今日は主治医のはずでしたが、手が離せないということでやってきたのが、最初の先生でした。元祖カワイ子ちゃん！お久しぶりです！途中でどこかへ出向されていたのは、もうお戻りなのでしょうか。
途中で痛くて目をギュッとしていたのに看護婦さんが気づいて
「痛いですか？」「痛いです」
と会話はしたものの、目は開けずにいるという……。鎮静剤は寝るだけなので、痛いと起きます。「鎮痛剤入れます」と聞こえました。
少し後だと思いますが、ぱちっと起きました。
「ポリープがあったので、取りました」と先生。
「どこですか？」
「上行結腸です。右の方」
憩室がある腸か、と頭は働いている模様。
今回はキノコ型かどうかは不明
クリップを打たれた箇所が画面に2つ見えた気がしたのですが、後から考えると、詳しい検査をするために青い薬剤をかけたところだったのかもしれません。あるいは夢かせん妄か。ポリープを取るところを見たかった！と悔しく思いながら、また寝るのでした。
今回は終わってからきちんとリカバリーベッドで休みました。一度声をかけられた時はまだぼんやりしていたので、もう少し休んでいるうちにハッキリしてきました。昨年は、更衣室へ移動する時にヨレヨレして危なかったんですよね。
ポリープを取っている時が痛かったのでしょうか。最初にポリープを取った時は鎮静剤を使わない医院だったのでライブで見ていましたが、S状結腸でも全然痛みはなかったのですよねー。直腸ぐらい出口に近いと痛いそうですが。
小腸カプセル内視鏡
立ち上がって大丈夫っぽいのを確認してから、抜針してもらって着替えて待っていると、小腸カプセル内視鏡一式を持って主治医が登場しました。
「先生～、ポリープあったんですって。昨年は夏にも内視鏡やったのに」
「できる時はそんなものですよ。できたら取れば良いですし」
つまり……やはり毎年受けないといけないということですね……。
そういえば、大腸内視鏡の前に水を飲まなかったことに気づいて、カプセルと一緒に渡された水は全部飲み干しました。この後、2時間飲めません。
昨年から8時間後に受信機を外して良いことになっていたのですが、人によっては途中で撮影が終わってしまうことがあるので、12時間はつけていて、と先生。
「ここを、真ん中→左→右と押すと画像が出るので、白くて綺麗だったら（絨毛らしい）小腸なのでまだです。茶色っぽくて汚い感じだったら大腸なので、外しても大丈夫です」
大腸の言われよう……。
11:15にカプセルを飲んだらしく、2時間後の13:15から飲水可。本来なら15:15から食事可ですが、大腸ポリープを取ったので19:00までダメ～。
しかも、重湯、スープ、ゼラチンゼリーのレベルだそうです。具なし味噌汁が大活躍ですが、具を食べる前に汁がなくなりそうな予感がします。
まあ、初回のポリープの時は別の医院で入院しましたし、その時は翌朝まで絶食絶飲だったのでまだマシかもしれません。とはいえ、翌日は胃の内視鏡ですので、食事は21時までです。2時間の勝負！
ちょっと昼寝しまして、待望の19:00。具なし味噌汁を少し飲んで、カロリーメイトゼリーを。これはゼラチンです。コンビニでゼリーを見たら、寒天が入っていたり、果物が入っていたりでした。作る気もしませんしね……。
夕方に画像を見た時は、まだ腸壁っぽいものが見えたのでそれが小腸だったのでしょう。指定時間を過ぎた後に見たら、確かに茶色っぽくて汚い……きっとこれが大腸なのだと信じて、受信機を外しました。
上部内視鏡（胃）
前日はそんな状態ではすることも気力もないので、22時前には寝てしまいました。よく寝ました。また朝食抜きスッピンですので、いつもの時間に起きても朝シャワーする余裕があります。
ほとんど食べていないのでカプセルが回収できず（多分、下腹部にいる）受付で聞いたら胃の内視鏡には問題ないとのことで安心しました。もうカプセルの電池も切れて、通信はしていなかったかもしれませんね。
胃は研修医のようです。後でスタッフリストを見たら、下の方にいました。
左手薬指のリングを見ながら、
（結婚してるんだ～。まあ医者なら安心かな。バツッと切ったような平打ちのリングは外しにくいよね。あ、外れないから永遠の愛なのか……）
と、どうでもいいことを考えながら、視界が怪しくなっていきました。
リカバリーベッドに移った時に一瞬記憶がありますが、電車の中でガクッと首を垂れている人のように寝ていたと思います。病院の方は慣れているでしょうが、白目だったり寝言を言ったりしていなかったことを願います。
この後は採血でしたが、2日ぐらい食べていないわけで、血管が出ません。なんとか肘の内側で採血できましたが、2日で針跡が3つ。プロポフォール（鎮静剤）は白濁していましたっけ。
夜に喉が痛くなりました。これはザリザリとホースが通っていった跡ではないかと……マウスピースが新しくなって、口に入る部分が少なくなっていたのですが、私には以前のように奥までカバーしてくれるタイプの方が良かったのかもしれません。このまま腫れないようにしなくては。
後夜祭
保険求償
自動会計機に診察券を入れたら「イタタタタッ」と財布から悲鳴が。
（小腸カプセル内視鏡だけで自己負担3万円ぐらいしますの）
あ、でも待って。診療明細を見ると「内視鏡的大腸ポリープ切除術」とあってニヤリ。そう、これ手術扱いなのです。しかも、内視鏡で大腸ポリープだと病院の診断書は要らなかったはず。
医療保険が請求できるわ～と帰宅して早速アクセスすると
「がんや悪性新生物ではありません」
という項目があり、取った組織の検査結果がわかるまで求償できないのでした。
まあ、がんならがんで今度はがん保険を請求すれば良いので……。
入院・手術などの医療保険は、過去に大腸ポリープ切除（入院）、鼻のポリープ切除（通院）、腕の脂肪種切除（通院）で3回求償しているので、入っておいて良かったかもしれません。今回も5倍で25,000円かしら。
回復食
大腸ポリープを取った後に貰ったパンフレットによると、回復食はこんな感じです。太字を採用。
①重湯レベル
コンソメスープ、具なしみそ汁、くず湯、ゼラチンゼリー、豆乳
②三分粥レベル
煮込みうどん、卵豆腐、かぶら蒸し、はんぺん、茶碗蒸し(具なし）、ささ身うらごし、かき玉汁
③五分粥レベル
フレンチトースト、豆腐、ジャガイモ・南瓜・ほうれん草のやわらか煮、高野豆腐、オムレツ、カステラ、りんご・桃のコンポート、バナナ
④全粥レベル
葉菜類の煮物、鶏肉蒸し煮、白身魚うす味煮、かまぼこ、煮豆、炒り豆腐、厚焼き卵、クリーム煮、ウエハース、缶詰果物
バナナもイイ感じに熟れてきましたので、うどんの後が楽しみです。
カステラは全卵（アレルギーは卵白）のようですが、遅発性のアレルギーで何が出ているのかわからないので、気にしないことにします。
遅れて回収
1日遅れて回収できました。ほぼ絶食状態だと回収は難しいですね……。
ところが、まだ光っていたのです。受信機が動いているのにカプセルの方が先に切れてはシャレにならないから、長めに設定されているのでしょうか。
受信機は胃カメラの前に返却して、画像解析に回されているはずです。後から回収できたカプセルはわざわざ返却しに行かず、次の診察の時に渡せば良いそうです。
昨年の方がツッコミどころが多かったかも……？
そもそも、この検査が必要な理由はこちら。
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