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煉獄さんを“400億の男”に!ファンの情熱を掻き立てる理由は?

「煉獄さんを“400億の男”に!」
ネットでそんな投稿を見かけたので、『鬼滅の刃』無限列車編を見に行きました。

煉獄さんといえば、セリフ!

うたた寝している間に こんな事態になっていようとは!!
よもやよもやだ。
柱として不甲斐なし!!
穴があったら入りたい!!

真似したくなるセリフは、煉獄さんの人気の理由のひとつですが、ここでは、色づかいに目してみましょう。

モータースポーツのようなカラーリング

煉獄さんのイメージカラーは、「炎柱」を象徴する燃え盛る炎のような黄色と赤。髪の毛、瞳、脚絆などにこの配色が使われています。

隊服は、黒い詰襟の上着とニッカポッカのスボンに白いベルトを付け、足元は脚絆と草履を合わせた和洋折衷のスタイル。

一歩間違えると、ヤンキーになりそうな造形ですが、風にたなびく白いマントが「正義のヒーロー」であることを物語っています。

煉獄さんの言葉はとても明快で、白黒はっきりつけるタイプ。正義を貫く一方で、愛情深い面もある。そんな煉獄さんの姿に、ファンは引き付けられるのではないでしょうか。

煉獄さんの赤と黄色は鮮やかだけど、ほんの少し黒が混ざっています。黒みを帯びると力感が生まれます。

赤、黄色、黒、白の配色は、モータースポーツやロードサイドのカー用品店などにも見られます。エネルギッシュでスピード感があるけれど、どこか懐かしさも感じられるのではないでしょうか。

炭治郎の涙に癒される


無限列車編のクライマックスは、煉獄さんと上弦の鬼との戦いです。十二鬼月・上弦の参は、凄まじい力を持っていますが、暗闇でしか生きることができません。煉獄さんは、「鬼になれ」という誘いをきっぱりと断ります。

この戦いのシーンは、炭治郎の視点で描かれています。力の差がありすぎて、手助けすることのできない炭治郎は、泣くしかないのです。

炭治郎の涙は、アニメでは美しい白で描かれます。白は純粋さの象徴で、悲しみや辛さを浄化してくれます。苦しみを乗り越えることで、さまざまなことに気づき、大きく成長することができます。輝くような白は、過去を乗り越える力を授け、新しい可能性へと導いてくれます。

炭治郎の涙に癒され、新しいスタートラインに立ったような気持ちになれる、それがファンの心をつかみ、リピートしたくなるのではないでしょうか。

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劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編公式サイト


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