Netflix「このサイテーな世界の終わり」ジェームスとアリッサがとにかく可愛い

Netflix「このサイテーな世界の終わり」を観た。3話から。

なぜ3話からなのかというと、2年ほど前にこのドラマが面白いと聞いて2話まで観たのだが、
動物を殺すことを楽しみ次は人間を殺してみたいと企んでいる自称サイコパスな男の子ジェームス17歳も、
黙れ！とかくたばれ！とか常に感情大爆発で破天荒なぶっ飛び女の子アリッサ17歳もあまりにも強烈で、当時の私には少々トゥーマッチだった。
そこで観るのをやめたからである。


そこから2年が経過、Netflixで面白いと言われている海外作品はほとんど観て
ほとんどをその通り面白いと思ってきた私の中で、この作品は「自分にはハマらなかったやつ」という立ち位置だったが、何を思ったか先日突然もう一度観てみようという気になった。

アリッサとジェームス

目の前に一緒にいるのにスマホでメッセージを送ってくる友人のことも、母親の再婚相手との新しい暮らしもとにかく全てが気に入らないアリッサ。日々退屈。クラスメイトのジェームスがのことがなんだか気に入り「スケボーしてたね」と声をかけてみる。（本当はスケボーしていたところなんて見ていないけど）

何が起きても感情が動かないジェームスは誘われるがままにアリッサに付き合う中で、アリッサなら殺せるんじゃないかと考え始める。
そんな2人がジェームスの父親の車を盗んでもう家出しちゃおうぜ！というストーリー。

私が再び見始めた3話では、
勝手に人の家に侵入しここでしばらく過ごそうと考えた2人だったが
なんとその家で、あるトラブルに巻き込まれてとんでもないことなっちゃったのよ。

そこからもう、
このドラマの面白さにのめり込み、シーズン2まで一気に見終えてしまった　！
さらにそのあともう一回最初から観ました。おかわり。

サイコパスジェームスも、
ぶっ飛びアリッサも2人ともものすごく可愛いのだ。

最初完全にやばいやつ感あった自称サイコパスなジェームスは実際そんなんじゃなくて、基本アリッサに振り回されるのにすべて受け入れてくれるし、アリッサを怒らせたお詫びにその辺の花をガバッと摘んでコップに入れて渡そうとしたり、アリッサに比べてかなり考えが常識的だし、行く先々で隠れた才能を発揮するし、何度もアリッサを助ける。困った時は頼りになる男でかっこいい。

ぶっ飛びアリッサは本当にぶっ飛んでるけど素直なところもあってなんか、可愛い。
つまんない、とか、いやだ！ってなると不貞腐れて上を見る仕草がとってもチャーミング。実際アリッサが身近にいたら私はめちゃくちゃ苦手なタイプだと思うけど、このドラマは常に2人の心の声も聞けるので、きついこと言いつつ心の中では反省してるとか過去のトラウマがちょこちょこ見え隠れるするところとか見せられると、憎めないし愛おしくなってくる。
(現実社会にいる私の苦手な人に対しても、心の中を見たらこうやって思えることも実際あるんだろうなと思った)

常に賑やかなアリッサと常に一定のトーンのジェームスが一緒にいるのが面白くて可愛い。アリッサが何を言っても基本的に「OK．」と答えるジェームスだけど、最初は本当になんの感情のこもってない“なんでもいいです“って感じの適当なOK．だったのが、徐々にそこにも感情が乗ってくるのも良い。最終話で、一話と同じように、アリッサが何を言ってもジェームスが「OK．」と言う場面があって、その時のジェームスは1話と別人みたいに優しい顔と声になっている。
こんなに何を言っても受け入れてくれる人がいるって最高に心強いだろうな。

出てくる大人たちが皆ちょっとおバカ感あるというか抜けてる感じなのも良い。
長く生きてるだけで大人と言ってもみんなそんなもんよね。


景色とか音楽とか服装とか世界観全てが可愛くて良い。
Netflix「アンブレラアカデミー」もそうだけど、シリアスだとか重めなシーンですごく軽快な音楽が流れたりするアンバランスさが面白い。

シーズン2はメンバーが1人増えるのだが、
最初いやいや増えなくていいよ2人がいいよと思ったけど、追加メンバーには2人と繋がりのある衝撃の過去を抱える持ち主でそれがまた面白いのよ。

こんなに面白くて可愛いドラマ、
一度やめたままで終わっていたかも知れないのに
もう一度見ようとした私偉い〜〜〜〜〜。
出会えてよかった〜〜〜〜〜〜。