山のキャラメル

目標はただひとつ、昼までに山頂にたどり着いて弁当を食べること。それを楽しみに、少々くたびれても汗だくになりながら登る。そして途中で何度か見晴らしのよいところで腰をおろして休む。背負っていたリュックをおろし、水筒の茶を飲み、リュックのポッケからキャラメルをとり出して食べる。四角い包み紙をむいて口に放り入れ、遠くまで山々が連なる景色を眺めながらゆっくり味わう。
(牧野伊三夫/かぼちゃを塩で煮る)

この前公園の入り口でふわっと良い香りがして、それが沈丁花だったと後から気付いた。今年の桜は早く、予報によると二週間後にはもう開花しているらしい。なんだか慌ただしくしているけれど、春はもうすぐそこに。

身体もなんとなくそれを感じてもっと動きたいと言っている。久しぶりに高尾山に登りたいな、六号路か稲荷山コース。キャラメル持って、山頂目指して。

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