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文学碑や史跡の逍遥録

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文学碑や史跡の逍遥録
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#夏目漱石

新聞を読んだこと  夏目漱石先生を発見

こんにちは。 一人暮らしでは、新聞のない生活です。帰熊に伴いまして、久しぶりに拝読。 熊本日日新聞です。 辛辣なニュースもありますが、心温まる地方ニュースなどもあります。 そんな中、夏目漱石先生の記事がありました。先日も述べた通り、熊本と密接な繋がりがある文豪なのですね。嬉しいことです。 ふるひ寄せて白魚崩れん許りなり と俳句が、刻まれています。 時間ができましたら、訪れたい!! 昨今、寝る間際、現実と夢の狭間ですが、漱石先生の『それから』を読みながら寝ていま

街を眺める、眉目秀麗な文豪

こんにちは。 帰熊しています。 熊本には文豪の夏目漱石先生の史跡が随所にあります。旧居や文学碑、詩碑などなど、歩いていますと、突如として現れます。こんなところにあったんだなあ、感慨深いものです。 夏目漱石先生は、明治29年「1896年」に第五高等学校「現、熊本大学」の教師として来られました。4年3か月の間、熊本に滞在されました。そして、家には書生も居られ、面倒を見ておられてました。書生は有名な大学へ進学された、と以前お聞きしました。 漱石先生の文学には、頻繁に「書生」

正岡子規先生の文学碑を訪ねて    横須賀

こんにちは。 深秋が過ぎ、木の葉の雨が聞こえてきそうな時期になりました。 長い小説を読んでいますと、偶に俳句や詩を読みたくなるものです。 正岡子規先生は明治を代表する文学者で、34歳で夭逝されましたが、先生の残された偉大なるものは後世に連綿と継承されています。敬愛する夏目漱石先生とも交友があり、夏目漱石先生の小説のも俳句にも影響を与えているとのこと。 そんな正岡子規先生の文学碑が横須賀に。 京急の汐入駅から歩き、海軍を眺望するヴェルニー公園の一角にあります。 横須賀

鴨川の対岸には、思いを馳せるあの子が・・・   京都

こんにちは。 京都の御池通にあります、夏目漱石先生の句碑を訪れました。 木屋町に宿をとりて川向の御多佳さんに 春の川を 隔てゝ 男女哉   漱石 句碑は昭和四十一年(一九六六)十一月、「漱石会」が明治の文豪夏目漱石(一八六七~一九一六)の生誕一〇〇年を記念して、句にゆかりの現地に建てた。 漱石は、生涯、四度にわたって京都を訪れた。最初は明治二十五年(一八九二)七月、友人で俳人の正岡子規とともに。二度目は明治四十年(一九〇七)春、入社した朝日新聞に「虞美人草」を連載する

復活の狼煙   漱石先生、第3の旧居

こんにちは。 家庭の事情で帰熊してました。家庭の時間を費やし、ちょっとした空き時間に熊本を散策を・・・。 夏目漱石先生の第3の旧居へ。 先生が熊本で教鞭を執っておられるときに住まいになっていた場所です。水前寺公園の近隣にあります。 夏の日光が大地を焼き、水前寺公園から流れる澄んだ風を受け、先生がお座りになっていた場所に、僭越ながら同じように座りますと感慨深いものがありました。 先生は、この旧居で何を見て、何を考え、何を思っていらしたのでしょうか・・・。 職員の方から