叱られたときの対処法

私の躁うつも寛解に向かっているのか、近頃私は昔々の「元来の自分」についてよく思い出す。
幼少期、叱られている時「何を考えているか分からない」と言われていた。
私は必死に「何を叱られているのか」考えていた。

何が悪くて、どうしたら良いのか、それに納得してから、反省した。
元来の自分が戻ってきている今、これは間違っていないと思う。
納得しないと謝らない、これは生き辛い。
しかし何でもかんでもとりあえず謝っておくより、よっぽど誠意があると思う。

注意を受けたら、何が悪かったのかはっきりと理解出来るまで考える。
理解が出来たら「〇〇が悪かったのですね申し訳ございません、次からは△△します」と反省する。
何より誠意があるとは思わないだろうか。

しかし私も大人になっているので、怒っている人間にはまず謝罪をした方が上手くいくということは大いに分かる。
何も分かっていなくとも、とりあえず謝っておけば相手は気が済む場合も多い。
しかしそれは、私には出来そうもない。厄介だ。

ならばどうすれば良いか。
何も言わず理解に務めるのは良くない。
あらぬ誤解を生む。間違いなく生む。
反省の意が無いのだと思われてしまう。
これはいけない。

……真正直に、素直に全て言ってしまえば良いのではないか。
「理解力に乏しくて申し訳ございません。只今必死に何が悪かったのか理解に努めております。折角ご注意くださっているのですから、十分に解った上で反省したいのです。恐れ入りますがもう少々お付き合い願えますでしょうか。〇〇は△△ということでお間違い無いでしょうか」

「ご忠告痛み入ります。本当にありがとうございます。次が無いようにしっかりと理解し反省いたします。そのために申し訳ございませんがもう少々お付き合い願えますでしょうか。……」

どうだろう。
関係性にもよるとは思うが、きちんと分かり合いたいと思ってくれている相手なら良いのではないだろうか。
ただ感情に任せて怒っている場合や分かり合う気のない場合は恐らく余計に怒られる気はする。
ううむ。

しかし私も人間であり、感情があり、理解力にも限界があるので、一発で分かることは早々無い。
とりあえず謝っておく、のが得策なのだろう、か。

つくづく、生きるのが下手である。