事業所で毎日、近況報告をするのは大変
三連休の初日、朝から水回りの掃除をした。
その勢いのまま動かなければならないと考え、模様替えに着手した。
季節が突然に変わったので、嵩張る洋服を収納するためにどうしても模様替えが必要だったのだ。
何と初日の午前中にその全てが終わった。
三連休にすべきことは全て終わらせたかのような心持ちだった。
二日目、ご褒美にとクッキーを焼いて一人ティータイムをしたほどの達成感だった。
二日目、私は家で映画を観ていた。
何本も観たのだが、特に二本心に残った。
素晴らしい作品に触れるというのは、創作意欲を刺激する。
あっと驚く結末に、大変勉強になった。
三日目、やっとの思いで近頃手を焼いていた創作を仕上げた。
とにかくページを埋めたに過ぎないが、第一稿は書き上がった。
そして連休明けの今日、新たに着手した文章も書き上げた。
もちろん推敲は必要だが、どうやら今月は少なくとも二つ、賞に応募出来るようだ。
「順調ですね」
そう言った支援員さんに
「全然、書けません」
そう答えた。
「自分を否定する言葉を自分に言わないでくださいね」
何度目になるか、そんな注意を受けた。
無意識のうちに言ってしまう、口癖なのだ。
「どうせこの程度」
「無理なんです」
「やっぱり出来ない」
出来ないことは、ある。
しかしそれよりも、出来ることを数えよう。
言っている内容が同じでも、言い方で全く変わってくる。
自分に掛ける言葉というのも、自分は確かに聞いているのだから、心身に影響する。
一種の洗脳とでも言おうか、聞く言葉で人生は変わる。
「ここまでは出来た」
まず一番に自分の言葉を変えよう。
出来たことは必ずある。
止まってはいないのだから。
ゆっくりとでも、進んでいる。
「創作において今はまだ、自分に厳しすぎなくて良いんじゃないですか」
また一つ、勇気をもらった。
未来の自分を、信じよう。
出来たこと、良かったこと、希望を、数えよう。