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読書記録19.リーダーシップは 「第九」に学べ 〜オーケストラ指揮者から学ぶ、 リーダーシップとは?〜

日曜日は朝寝坊を許可している、はなです。

とはいえ、1時間以上起床時間を遅らせるとリズムが狂うのでダラダラしない程度に起きて、ヨガをして散歩をしました。

朝の9時の公園には、親子連れがたくさんいて「この人たち朝寝しなくてえらいな〜」と感激したところです(我が実家は朝はだらだらしがちで、お出かけはいつも昼からだったので…汗)

昨日に続き起業の本を読もうかと思いましたが、通販で注文していた中古本が届いたので先にそっちを読みました。

音楽系です^^

この本を読もうと思った理由

なぜいきなり音楽の本を読もうと思ったかというと、同じ合唱団に所属する大学生がこの本をおすすめしていたからです。

私、音楽が趣味なんです!

合唱は中学高校の6年間、そして昨年から近くの団体に所属して3回ほど本番に立たせていただきました(今はコロナの影響で練習中止中。寂しいです)。

所属している団体がオーケストラ専属の合唱団なので、オーケストラで演奏される曲の合唱パートを歌っています。アルトです。

曲の難易度が高いですが、本番でよい演奏ができたときの感動もひとしお。

そんなオーケストラと音楽を作る中で、気になるのはオーケストラの楽団員の方の音楽に対する思い、そして「指揮者がどんな気持ちで演奏に望んでいるのか?」。

日本を代表する指揮者、佐渡裕さんの著書も以前読んだことがあります。

今回は同じ団体の方が勧めている本ということで、アマゾンの中古で買って読みました!

「リーダーシップは『第九』に学べ」を読む! 今回の目的は?

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本のタイトルは「リーダーシップは第九に学べ」。

タイトルを見るだけでは「リーダーシップ」と「第九」がなぜ繋がるかがイメージがつきません。

なので今回の読書の目的は『オーケストラ指揮者から学ぶ、リーダーシップとは何か?』です。


ちなみに「第九」とは年末に歌われる、オーケストラ+合唱の代表的な音楽。CMとかでよく流れる、あれです。ベートーベン作曲の交響曲第九番。

日本語では「喜びの歌」というタイトルでも親しまれていますよね。

メロディーを聞けば、誰もが「あーあの曲ね」と思うはずです。

「合唱といえば第九」みたいなイメージがあるかもしれませんが、第九は難易度が高い曲!! 本番で歌い終わったときの感動は半端ないです。


それでは、この本を読んで学んだことをお伝えします。

この本を30分で速読して学んだこと

速読しながら思ったのは「あー、これ速読向きじゃなかったなー」ということです。音楽好きの私としては、もっとじっくり読みたいと何度も思ったので、速読あとにゆっくり読み返しています。

とはいえ、この目的にそって30分で読んだ要点はまとめます!

オーケストラ指揮者に学ぶ、リーダーシップ術、大きく3つに分けて紹介します。


1.全ての決断を自分で下すのがリーダーではない。

本書では「リーダーは、人に任せることは任せるべき」「気配を消すこともときには大事」など、「リーダー=全てリードする役」という一般的な概念を覆す表現が多くみられました。

気配を消すのがなぜ大事かというと、メンバーに「自分で集団を動かしている実感を持たせるため」だとか。

任せるところは任せて最終的な責任を負うこと、各メンバーの立場を理解して総合的に高いところを目指すこと、これらがリーダーに必要だと述べられています。


これ、意外と難しいですよね。

人に任せるのは信用できないから自分で全部やっちゃうって人、多そうな気がします。

2.リーダーは、ビジョンを持ち、計画や決断力が必要とされる。

リーダーは、数ヶ月先、数年先のビジョンを見据え、それに向けてどう行動すればよいかを計画してメンバーに動いてもらう力が必要と書いてありました。

3.リーダーは仕事以外で感動する心を養うべし。

リーダーにとって大切なことは、どのような状況でも感動できる心を持ち続けることだと思っています。
音楽が何を伝えようとしているかを常に考え、チームメンバーが素晴らしい仕事をした時には我が子のことのように喜べて、祝福できる心。そんな心を持っていると、リーダーとチームメンバーが一体化し、自分たちも予想さえできなかった高みに登れるのだと思います。(P162より引用)

仕事だけでなく、家族とのコミュニケーションや趣味を楽しむことが結局仕事にも繋がると述べられていました。

そっか、私にも音楽や読書などの趣味は必要ということですね!

その他】オーケストラでは、リハーサルが超重要

ちょっと音楽的な話になりますが、オーケストラはリハーサルが重要という話です。

リハーサルは本番前の貴重な時間。

したがって、無駄のないテキパキさが要求される場面です。

指揮者は「全体を通す時間」と「肝心なところをピンポイントで練習する時間」をうまく組み立てて行なっているとのこと。

そしてさすが音楽家だなという言い回しがこちら。

「言葉は、コミュニケーションの最終手段」

言葉じゃなかったら何で伝えるの? と思いますが、オーケストラの中のコミュニケーションは、音、しぐさ、目線、呼吸で行われています。

確かに、プロの指揮者はあまり口でベラベラ説明せず「指揮」で演奏者にしてほしい表現をリードしている気がします(一度だけ、この指導者あんまりなーって人に当たりました。説明があまりに多すぎて、曲の途中でブチブチ止められて不快でした…)。

本の満足度

【10点満点の評価は?】

速読後は6点→そのあと8点

速読に関しては、私の目的設定が間違っていたなと反省しています。

指揮者の方が書かれている本なので、もう少し音楽もからめた目標設定にすべきでした。

リーダーシップだけを知りたいなら、普通のビジネス書を読んだほうがエッセンスが詰まっています。


この本のよいところは「リーダーシップ×指揮者」としている点です。

音楽とリーダーシップが融合している世界観を楽しむことをおすすめします。

【この本の中でさらに深く読みたいと思った箇所】

最終章の「第九」の話はまだ読めてないので、じっくり進める。

【この本を読んだことでさらに興味が湧いた分野】

オーケストラの中の人はどんな気持ちで指揮者を見ているのか。

佐渡さんとか、他の指揮者の本も読んでみたい。

【他の本との関連】

音楽本をあまり読んでいないので、関連は見つけられず。

でも「感動する心を身につけよう!」ってのは他の本でも読んだ気がします。

この本を30分で速読したあとの行動計画

リーダーになるときに心がけること

1.全て自分が指揮をとるのでなく、相手のことを信頼して任せる。

2.集団のビジョンを持ち、計画力や決断力を養う。

3.仕事以外で感動する心を養う。


リーダーじゃなくても大事なことですよね。

気をつけていきます。



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