読書記録89.アドラー心理学で子どものやる気を引き出す本 〜やる気を出す声かけとは?〜
緊急事態宣言も終わり、ベビーシッターの予約が潤ってきているはなです。
ベビーシッターとして働き出して2年弱。
ほかの仕事も続けながら150回以上サポートさせていただき、ありがたい気持ちでいっぱいです!
子どもへの声かけで悩んでいる親御さんがいたので、私も勉強しようと本を読みました。
ちなみにここに書いてあることは、子育てだけでなく後輩育成などの仕事にも役立つはずです。
この本を読む理由
ベビーシッターで子どもにかける言葉を知りたいから。
お母様に、声かけの仕方を相談されたときに答えられるようになりたいから。
この本を読む目的
子どもが自分に自信を持てるようになる声かけを学ぶ。
この本の内容
アドラー心理学とは、あの有名な【嫌われる勇気】という本でも使われている心理学です。
子育てにおいて、どう活用すればよいのでしょうか。
子どもが小学生になるまでに身につけたい心は、
自分に対する自信。
そして、共同体感覚。
(人は1人では生きていけないから、みんなで協力していい関係を築こう!ってこと)
子ども自身が【自分は、ほかの誰とも違うかけがえのない存在なんだ】と、
他人との比較ではなく、自分で自分の価値をあげられるよう関わるのが大切。
小さいうちに、誰かから好かれる経験をたくさんしたほうがいいのだそう。
・声かけについて
人格への評価でなく、行動を評価する。
例
1.「手伝ってくれていい子だね。」
これだと、手伝う子ども(人格)が評価されている。子どもは、褒められたいから手伝うようになる。
2.「手伝ってもらって、お母さんは嬉しいよ。」
手伝ったという(行動)が評価されている。自分が手伝うことでお母さんが喜んでくれると学び、自分も人のためにできることがあるんだ、人を喜ばせるためにもっと手伝おうと思えるようになる。
<そのほかの例>
(レストランにて)
1.「静かにしなさい。もう二度と連れてこないよ。」と怒る。
子どもは、
・お母さんが怖いから
・もう連れてこられないのは嫌だから
騒ぐのをやめる。
(騒いではいけないことが伝わっていない)
2.「お母さんはここで騒がれるのイヤだからやめてほしい。そうでないと次は一緒に来たくないな。」
母にイヤな思いをさせたくないから、騒ぐのはやめよう。と考えられるようになる。
<声かけで使っちゃいけない言葉>
いつも
みんな
絶対
これは永久を約束してしまっている言葉。
いつもダメ、みんなはこうしている、絶対〇〇はありえない。
いつもではなく、今。
今のあなたは良くない。
あなたのこういう悪さをするところは良くない
(あなたが良くないではなく)
と、言葉をかける。
この本を読んだ後の行動計画
・子どものことが好きと、たくさん伝える
・行動を評価する
【〜してくれて嬉しい】
・自分自身がかけがえのない存在であることを自覚する
仕事中だけでなく、家族との関わりでも気をつけたいと思いました。
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