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駆除人(原液)五巻が発売されたー! ライトノベルを取り巻く環境に思いを馳せながら

 駆除人(原液)五巻が発売されました!https://amzn.asia/d/b1EkPx2

 自分で電子書籍として出版するのも五回目。
 なるべく買って読んでいただけると助かります。kindleアンリミテッドにもなっているので、呼んでいただけると大変嬉しい。

 今回は南半球で過酷なサバイバル。泥だらけ砂だらけになりながら、コムロカンパニーが一丸となって生き抜く姿を描いています。


 ここ最近は、自分がずっと注意を促し続けていたことが起こり始めていて、なんだったんだろうなという気持ちで過ごしています。


 原作を読まずに二次創作をする人たちやメディアがいかに多いかは昨今のニュースを見ればわかると思う。それから、国際的な緊張も増すばかり。サーバーを攻撃される企業も増えた。その中で、なぜか日本の出版業界、メディア業界は「自分たちは大丈夫」と思っていたらしい。
 基本的人権の尊重、著作人格権、同一性保持権など、別に出版業界やテレビ業界に関係ない人たちにも知れ渡った。また、北朝鮮にアニメの仕事を振ると、国連安保理の制裁違反になるというのも理解されたかと思う。
 日本政府は、アニメや漫画を基幹産業にするなどと言っているが、日本だけでアニメを作ることがいかに難しいのか、理解力の乏しい者たちに自作を預けると人が死んだり逮捕されたりする可能性も、数々の事件で周知された。
 全然、大丈夫じゃなかった。

 現実ではG7でグローバルサウスとの連携を強調しているものの、都知事選でも企業間でもいかに中国との連携をするかに重点が置かれているように見える。
 駆除人(原液)では4巻でもボリビアの古代文明について語っている。互いの文化への理解をするのが先決なのではないか。
 もちろん受け入れられないことは、しっかり断り、追い返すことも必要だ。日本人だからと言って、すべてを受け入れられるわけではない。過去の事件のあらましをすべて黒塗りで説明すれば問題は起こらなかったのか。80代以上の何を言っているのかままならない老人たちが権力を握っていていいのか。完全に世代交代に失敗した国では、ひたすら外国人に土地を買われ、太陽光パネルが並び、銅線が盗まれる。人の家で何をやってるんだという事件が多く目につくようになった。問題は山積みだ。
 

 自由と権利を不断の努力によって保持し、濫用してはいけないと憲法は語る。
 終わらない戦争と止められない虐殺で、世界を悲劇が覆っているなか、AIもどんどん発展していく。AIが人間を超え、AIがAIを超えるシンギュラリティまでの時間も見えてきた。

 駆除人(原液)に登場する世界樹の実は、全知全能を得られる実だが、主人公たちは「いらねー」と一蹴する。
 彼らの人間らしさとは、倫理観とは、彼らの品性が存分に発揮される『南半球、及び世界樹編』五巻、発売中です!

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