本屋は文化別のマップではないか。
ここ5年くらいで本屋が閉店するというポストをたくさん見た。
出版業界は斜陽と呼ばれ、権威は失墜。雑誌も休刊していく。
いい加減、逆算して俺たちが考える最高の本屋を考えるべきではないか。
知性の雰囲気がなくなって久しい。
本屋はすでに本を売る場所ではなく、文化別のマップと捉え、どういう人がどのジャンルの棚を巡るのかを経済行動学的に解析していくべきじゃないか。
防犯カメラの映像を見ながら、棚の位置を変えるのではなく、組み合わせを考えていく。
釣り好きの人なら雑誌を見にくる。
その棚に渓流で起こった殺人事件の推理小説を置いたり、山や海の怪談、怪異、神様などの本を置いとくと、誰かと釣りに行くときの単純に話のきっかけになる。
本来、文化は横断するものだから、音楽雑誌と一緒に「蜂蜜と遠雷」を置いてみたり、時代小説の中に昭和のテレビを振り返る本を置いてみたりするのはどうか。
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