hanabi_nathu

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2か月髭おやじを待つ国

ハロウィンが終わると、街はクリスマスの準備をし始めるが、いくらなんでも早すぎやしないか。 ざっと2ヶ月弱の期間があるのに、その間ずっとサンタの到来を待っているなんて、長すぎだ。 一年の6分の1をサンタを待っているなんて、もうサンタに恋してるじゃないか。 もし仮に20歳までプレゼントをもらってたとしてら、40ヶ月もあの髭おやじを待っていることになるじゃないか。 3年とちょっとを顔もみたこともない小太り髭おやじを待つなんて、もう好きじゃん! ニュースでは、【札幌には一足早くクリ

    • 昔聞いてたボカロ曲やアニソンを聞くために、百均のイヤホンを買った。 ハツラツとした曲ばかりなのに、懐かしさと寂しさが押し寄せてきて、どうしようもなくてため息が出た。

      • 夜の瀬には物語を

        好きな小説家の最新作を読んだが、きっと彼はもう書きたいことを大方書ききってしまったんだと感じた。 これは僕にとって希望でもあり絶望でもある。  絶望したのは、30前後で書きたいことを書いている人間は袋小路に陥ることを、目の当たりにしたこと。 希望は、僕自身がまだまだ何もかけていないこと。 なんか分からないけど、最近はどうしようもない傑作が書ける気がしてならない。 自分の人生をかけるに値する物語を綴れる気がしてならない。 今日も僕は眠れない夜をすごした。 久しぶりに素晴らし

        • 深夜の橋の両端に2つのベンチがある。 その片方に自分はいて、もう片方に仲のいい男女がいる。 僕はヘッドフォンをして、本を読んでいる。 男女は他愛のない話で盛り上がっている。 僕は自分がまるで幽霊になったかのように思う。 もし僕が幽霊ならこうして過ごすのも悪くないかもしれないな

        2か月髭おやじを待つ国

        • 昔聞いてたボカロ曲やアニソンを聞くために、百均のイヤホンを買った。 ハツラツとした曲ばかりなのに、懐かしさと寂しさが押し寄せてきて、どうしようもなくてため息が出た。

        • 夜の瀬には物語を

        • 深夜の橋の両端に2つのベンチがある。 その片方に自分はいて、もう片方に仲のいい男女がいる。 僕はヘッドフォンをして、本を読んでいる。 男女は他愛のない話で盛り上がっている。 僕は自分がまるで幽霊になったかのように思う。 もし僕が幽霊ならこうして過ごすのも悪くないかもしれないな

          味のしなくなった物語を捨てる

          昔からガムを噛み始めると、味がしなくなっても噛み続けた。 口寂しい気がして、ずっと噛んでいた。 少しずつ溶けて小さくなると吐き出して、また同じ味のガムを買った。 好きなおもちゃがあるとずっとそれで遊んでいる子供だった。 ずっとそのおもちゃで遊んで色が褪せてきて、塗装がはげるまでそのおもちゃで遊び続けた。 高校の時に好きな小説に出会って、何度も読み返した。 どこへ行くのにも持っていき、雨に濡れたり、表紙が擦り切れたりして、何度か買い直した。 しかし、段々とそれにも味がしなくな

          味のしなくなった物語を捨てる

          畳と埃とハイライト

          ばあちゃんが入れてくれる紅茶が好きだった。 香りのいいアールグレイに砂糖とミルクをたっぷり入れて、クマの柄が描かれたティーカップでそれを飲んだ。 あの香りを嗅ぐと、とても優しい気持ちになれる。 21歳になった今、ピースライトのヴァージニア葉の甘いバニラのような香りを嗅ぐと、あの紅茶を思い出す。 ばあちゃんはもう死んでしまったけど、俺はまだあの優しさを覚えてる。 こっちは木枯らしが吹き始めたよ。 風が冷たいこんな夜はあの優しさが懐かしくなる。 まだまだ生きていかないとね

          畳と埃とハイライト

          書くこと、呼吸すること

          どこにも行けない感情が流れ着く場所が欲しい。 朽ちいくものを美しいと思う感情は、どこに置けばいいんだ。 自分の中に置いておくと、その感情があんまりにも綺麗で苦しくなる。 どこか大切に保管できる場所が欲しい。 優しい涙が、暖かい祈りが、どうしようもない愛情が流れ着く場所があって欲しい。 生きていくことは辛いから、せめて自分の中に美しいものがあったことを忘れたくない。 この世界に生まれて良かったと思えることに出会えた瞬間を忘れたくない。 その出来事はいつもすぐに過ぎ去ってしま

          書くこと、呼吸すること

          金がないから働いて、時間が無いから休めなくて、休みがないから体調崩して、体調崩すから単位を落として、支払い滞納して延滞料払って、この先1ヶ月は休みがなさそうで、就活もできてなくて、ガスを停められて、ずっと体調悪い。 なんか消えたい。

          失った情景

          昔に心が動かせれたものに何も感じなくなってきてしまっている。 夕暮れにもなにか特別なものを感じない。 やはりあの時の僕の焦りは正しかったんだと思った。外が赤らんでいると、家を飛び出して丘の上を目指して自転車を走らせた。 あの時は今しかないと強迫観念に似たものに脅されていた。 しかし、それは正しかったと言える。 何も感じなくなった今は、もう戻ることないあの日々が懐かしくて苦しくなる。 僕は失ってしまったのだ。 山小屋の羊たちの行方も考えなくなった。 シラサギに何かを託すことも無

          失った情景

          届いてくれ、青い炎

          虚勢を吐いて嘘の自分を肥大化させて自己を保っている。 そうでもしないと自分が酷く矮小だと気がついてしまう気がして苦しくて、今にも泣き叫びそうになる。 僕はまだ生きていかないと行かない。 僕の人生はギャグ漫画の世界ではなくて、シリアスな世界線を生きているから死んだら二度と生き返らないくなってしまう。 ギャグ漫画だったら、次の日には生き返っててなんともないような顔をして生きられるけど、僕は昨日の続きでずっと続いている日々を過ごしている。 1度だって死んでは行けない。 どうしようも

          届いてくれ、青い炎

          この話はきっと未来の自分に届く

          自分には才能があると思って書いている。 そうじゃなきゃ手なんか動かない。 自分が凡人だって気がつくのがずっと怖い。 ずっと勘違いして文章を書いていたい。 勘違いの中でうちに生み出されたものが、いつか本物が混じるんじゃないかって思ってる。 ずっと誰かの真似事ばかりだ。  才能のある人間が羨ましいし、米津玄師を妬むし、村上春樹が羨ましいし、三秋縋になりたい。  だけど、どこまでも自分は自分なので、諦めと虚栄心をもって文章を綴り続けなければならない。 これは生まれてしまった使命だと

          この話はきっと未来の自分に届く

          文化の「ぶ」の字も知らないような警備員が、どうして寝ているやつを起こせるんだ お前の溶けた脳みそは睡眠の重要性も分からないのか 規律の中でしか生きられないお前たちが俺は大嫌いだ

          文化の「ぶ」の字も知らないような警備員が、どうして寝ているやつを起こせるんだ お前の溶けた脳みそは睡眠の重要性も分からないのか 規律の中でしか生きられないお前たちが俺は大嫌いだ

          創作の炎

          俺はずっと創作は炎だと思っている。 常に何かを焚べないとすぐに消えてしまうもの。 その焚べる材料が適切でないとその炎は弱くなってしまうことがある。 たとえば本を読んだり音楽を聴いたり、その材料に正解はない。 しかもそれは体調や時期によって真反対のものに惹かれたりするので、さらに厄介だ。 学校の教科書のように一貫したことについて書かれているものではないので、自分で常に何が好きで心が惹かれるかを考え続けなければならない。 これは人生の課題だ。 創作活動をしないと死んでいしまう人

          マッチ売りの少女をどう助けるのかが人生の課題だ。 マッチを買うだけで少女は幸せにならない。 酷い不幸がただの不幸に変わるだけだからだ。 この世に生まれたんだからたくさんの笑顔を咲かせるべきだ。 彼女に対して私ができることは何かあるのか......

          マッチ売りの少女をどう助けるのかが人生の課題だ。 マッチを買うだけで少女は幸せにならない。 酷い不幸がただの不幸に変わるだけだからだ。 この世に生まれたんだからたくさんの笑顔を咲かせるべきだ。 彼女に対して私ができることは何かあるのか......

          【夢をあきらめた人へ】俺たちはずっと書き続けたいんだ!

          『俺っていつまで夢見てられるんだろう』 21歳の俺は悩み狂っている。 若さの消費期限が近づいている。 それが俺を焦らせる。 小説家を目指していた先輩も、就職して夢を諦めたみたいだ。 「やっぱり仕事終わりに、小説書けないわ。俺の分も頼むわ」 黙れ。とそう思った。 どうして夢を諦めてそんな顔ができるんだ。俺はあがいているアンタが好きだったよ。 20歳になって、一人暮らしの家で酒を飲んで語った夜は輝いていたよ。自分たちの書いた文章について語り合って、いつか自分の本を出したいっ

          【夢をあきらめた人へ】俺たちはずっと書き続けたいんだ!

          書き続けてくれ

          僕らは懐中電灯しか持ってない。 目の前の数メートルしか照らせないライトで歩いている。 一人で足元を照らしながら、慎重に歩いていているが、全く進んだ気がしない。どうだろう俺はちゃんと歩けているのだろうか。 もしかしたら、人生はずっと夜で明けることがないのかもしれないと思っている。 ずっと、この懐中電灯で前を照らさないといけないのだろうか。 生きていてよかったと思える朝を探している。 10代が終わって、20代が始まったがあっという間にきっと30代になってしまう。 俺はまだ成長しか

          書き続けてくれ