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昔の妖怪24『目競 めくらべ』

妖怪の本を参考にして

少しアレンジ入れて描いてみた。

良かったら見て下さい。





では

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昔の妖怪 24 『目競 めくらべ』


ざっくり説明↓

無数のどくろ


詳細説明↓

『目競』は平安時代末期、

朝廷の絶大な影響力を持って

政治を動かした

平家一門の頭領・平清盛が福原京で

遭遇したといわれる妖怪である。

清盛が周囲の反対を押し切り福原に都移した後

平家の者たちは、夢見も悪く、

おかしな出来事に遭遇するようになった。

ある朝、清盛が寝所から中庭を見ると

無数の死人の髑髏がいっぱい転がっていた

髑髏は、上になったり、下になったり左右と

転げまわる。

これを見た清盛は『誰かいないか』と

人を呼んだが誰も来ない。

そのうち、髑髏たちは、一つに固まり、

庭からはみ出さんとばかりもある

山のようになった。

やがて、その中に一つ大きな髑髏に、まるで

生きているような目が無数に現れて

清盛を睨む。

清盛が睨み返すと、その化け物はまるで

霧や露が日に溶けてしまうように、

跡形もなく消えたという。

『平家物語』には、

清盛の周囲で様々な怪異が起こったと

記されている。

何かの祟りか呪術か、目的は不明である。

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