半夏生とタコの日

 半夏(はんげ)という生薬があります。半夏の茎から取られるようです。胃の調子を整え、吐き気を抑え、鎮咳作用などもあります。また滋潤作用と言って、潤いも与えてくれます。半夏厚朴湯や半夏瀉心湯など処方名に半夏が入っているものもありますし、麦門冬湯や小柴胡湯のように名前が出ないものもあります。

 ちなみに、麦門冬湯は咳の漢方薬です。喉の乾燥感があり、空咳が出るようなときに使いますが、それは半夏が喉に潤いを与えてくれることも大切なようです。

 日本では、この半夏が生えるころで、夏至から11日目からの5日間を半夏生(はんげしょう)と呼び、農作業をお休みする期間とされているそうですね。そこまでに田植えは終えなければならないようです。半夏生は季語にもなっています。

⇒夏井先生のブログ( http://100nenhaiku.marukobo.com/?eid=1291435 )

 そして一説では、タコの足のように、植えた稲がしっかり根付くようにとの願いを込めて7月2日をタコの日にしたと言われているようです。

 私の場合、タコと聞けばアヒージョを思い浮かべてしまいます。今週末はアヒージョを作ってみましょうかね。そして家呑みです。

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