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わたしの恵みはあなたに十分である

仮にわたしが誇る気になったとしても、真実を語るのだから、愚か者にはならないでしょう。だが、誇るまい。

わたしのことを見たり、わたしから話を聞いたりする以上に、わたしを過大評価する人がいるかもしれないし、また、あの啓示された事があまりにもすばらしいからです。

それで、そのために思い上がることのないようにと、わたしの身に一つのとげが与えられました。

それは、思い上がらないように、わたしを痛めつけるために、サタンから送られた使いです。

この使いについて、離れ去らせてくださるように、わたしは三度主に願いました。

すると主は、「わたしの恵みはあなたに十分である。力は弱さの中でこそ十分に発揮されるのだ」と言われました。

だから、キリストの力がわたしの内に宿るように、むしろ大いに喜んで自分の弱さを誇りましょう。

それゆえ、わたしは弱さ、侮辱、窮乏、迫害、そして行き詰まりの状態にあっても、キリストのために満足しています。

なぜなら、わたしは弱いときにこそ強いからです。

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使徒パウロのコリントの教会への手紙12.6-10
年間第11土曜日
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長崎はこの週末、梅雨の晴れ間を迎えました。

「わたしの恵みはあなたに十分である。力は弱さの中でこそ十分に発揮されるのだ」。

神様から愛されていないから苦しみがあるのではなく、ましてや何かの罰を与えられているからでもなく、神様が与えてくださる恵みはすべての人に十分に注がれていると、イエス様はおっしゃいます。

個人的にも大好きな一節です。

自分の弱さを受け入れ、誰かの痛みに気づき、共感し、愛をもって寄り添えること。

それが、神様とともにある、ということなのかもしれません。

かつては長崎の神学校や修道院で受け継がれてきた、手編みのロザリオ「長崎編み」。伝統を受け継いでいけるよう、ひと目ひと目、祈りを込めて編み続けたいと思います。