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昔の初聖体記念のロザリオを修理させていただきました

かなり昔に編まれた、長崎編みのロザリオを修理させていただきました。

ご年配の信者さんからお預かりしたのですが、なんと初聖体のときの記念のもので、ようやく見つかったのだそうです。クロスやメダイもすごく素敵ですね。

珠は7つほど割れて無くなっていましたが、長崎編み自体はどこも切れていなくて、この技法の丈夫さを改めて実感しました。

そして聖母月のうちに、またこのロザリオでお祈りできたら…とのご希望だったのですが、なんと、しばらく前に間違えて取り寄せてしまった珠が、色も大きさもぴったり。

元の珠はおそらくプラスチック、補充したのは木の珠ですが、ほとんど違和感なく合わせることができ、おかげですぐに修理も終えることができました。

これも神様のお計らいと思って、感謝したいと思います。

このたびは大切なロザリオをお任せくださり、ありがとうございました。

どうか素晴らしいお祈りのひとときを、このロザリオとともにお過ごしくださいますように。

かつては長崎の神学校や修道院で受け継がれてきた、手編みのロザリオ「長崎編み」。伝統を受け継いでいけるよう、ひと目ひと目、祈りを込めて編み続けたいと思います。