ヨハネによる福音書*さあ、来て、朝の食事をしなさい
イエスは、「さあ、来て、朝の食事をしなさい」と言われた。
弟子たちはだれも、「あなたはどなたですか」と問いただそうとはしなかった。主であることを知っていたからである。
イエスは来て、パンを取って弟子たちに与えられた。魚も同じようにされた。
イエスが死者の中から復活した後、弟子たちに現れたのは、これでもう三度目である。
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ヨハネによる福音21.12-14
復活の金曜日 福音朗読
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今日の福音の場面を想像するとき、なぜかとても静かな印象を受けます。
でも弟子たちの心の中は、きっと復活されたイエス様と食卓を囲んで、途方もない喜びに震えていたのだろうと思います。
最後の晩餐でイエス様が定めてくださった、神様との食事というかたちの記念は、ご復活から2000年あまりが経った今でも、毎日、ミサというかたちで世界中で続けられています。
これはわたしたちが勝手に再現しているわけではなく、神様が招いてくださり、分かち合ってくださるいのちの食卓です。
今日も神様とともにある喜びのうちに、神様のいのちをいただいて、心を満たすことができますように。
かつては長崎の神学校や修道院で受け継がれてきた、手編みのロザリオ「長崎編み」。伝統を受け継いでいけるよう、ひと目ひと目、祈りを込めて編み続けたいと思います。