ゆっくりゆっくり、育てていただく
その時、イエスは人々に言われた。
「神の国は次のようなものである。人が土に種を蒔いて、夜昼、寝起きしているうちに、種は芽を出して成長するが、どうしてそうなるのか、その人は知らない。
土はひとりでに実を結ばせるのであり、まず茎、次に穂、そしてその穂には豊かな実ができる。実が熟すと、早速、鎌を入れる。収穫の時が来たからである。」
更に、イエスは言われた。
「神の国を何にたとえようか。どのようなたとえで示そうか。それは、からし種のようなものである。
土に蒔くときには、地上のどんな種よりも小さいが、蒔くと、成長してどんな野菜よりも大きくなり、葉の陰に空の鳥が巣を作れるほど大きな枝を張る。」
---------------
マルコによる福音4.26-32
年間第11主日
---------------
はじめは、どんなにちいさくてもいい。
そのちいさな種を蒔いてみる。
神様にささやかな祈りを捧げ、そのあとは、いま自分にできることをしながら、神様にゆっくりゆっくり育てていただきましょう。
どんな花が咲くか、どんな実がなるかは、神様にお任せして楽しみに待ちたいと思います。
みんなで神様の大きな愛のもと、憩うことがでぎすように。
かつては長崎の神学校や修道院で受け継がれてきた、手編みのロザリオ「長崎編み」。伝統を受け継いでいけるよう、ひと目ひと目、祈りを込めて編み続けたいと思います。