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大浦天主堂キリシタン博物館*信仰のあかし 特別展示

大浦天主堂キリシタン博物館ではいま、元和(げんな)の大殉教400周年を記念して『信仰のあかし・キリシタンの試練と栄光』が開催中です。

大殉教のあともキリスト教が弾圧され続ける中、信徒たちは亡くなった家族や大切な人がなんとかして神様のもとへ行けるようにと、隠れたところで必死に祈り、殉教者や聖人の取り次ぎを願い、様々な工夫をしていました。

展示を拝見していると、そのような当時の人々の姿が思い浮かび、胸の詰まるような思いがします。

キリシタン博物館は大浦天主堂のとなりにあった旧羅典神学校、旧長崎大司教館の建物を保存・活用して、たくさんの貴重な展示を行っています。

天主堂のお御堂だけでなく、博物館もゆっくり時間を取ってご見学いただけたら嬉しいです。

かつては長崎の神学校や修道院で受け継がれてきた、手編みのロザリオ「長崎編み」。伝統を受け継いでいけるよう、ひと目ひと目、祈りを込めて編み続けたいと思います。