「えんとつ町のプペル」の誤算

こんにちは!
3人の子どもを持つシングルマザーはな💐です。

今日は西野さんのオンラインサロンでリサーチャーを募集されていたので、今まで抱いていた仮説を実際に確かめてみました。結論から言うと、プペルのマーケティングは的が少しズレてしまっていた。その事を母親視点から書きたいと思います。

最初にお断りしておきますが、私はプペルのファンです。
アンチではありません。
今後の更なる発展を願い、この記事を書いています。
ファンかどうかお確かめになりたい場合はこちらの記事をどうぞ。

さて、プペルの映画公開と時を同じくして行列をなしていたアニメ。鬼滅の刃。コロナ禍なんて誰も気にしていないのではないかと思うほどの盛況振り。この事からもコロナは一因として捉えてはいけない事がわかります。そして私は子ども3人を連れて映画を観に行きました。半数は子連れ。半数は大人です。「プペルを観に行った」と周りのママ友に話しました。反応は芳しくありませんでした。その時感じた温度差。ネット上とリアルの人達の冷めた反応のギャップ。そこに酷く違和感を感じました。

リサーチャー募集を読んで今日ママ友達にLINEで聞いてみました。今日中に返信があったのは22人。サンプルとしては少ないのですが、偏りが大きいので十分参考になると思います。

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対象:小学生以下の子を持つ母親 22人
映画を観た:2人
絵本を買った:1人(祖母からのプレゼント)
プペルを知ったキッカケ:テレビ12人、YouTube2人、映画館での予告2人、口コミ1人、書店1人
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母親のSNSの使い方はビジネスマンとは違う
西野さんが常々母親をターゲットに絞っていることは皆さんご存じだと思います。その為に全ページを公開して、購入を促しました。でも、入り口となるそこへ導くSNS=母親が使っていると考えたことが誤りだったのではないかと思ったのです。ママ友達はFacebookやLINEを使っている人がとても多い印象です。こんな内訳になっています。ご参考にどうぞ。
https://www.interspace.ne.jp/press/1533.html
母親達はそもそもビジネスマンのように情報を求めてSNSを使っているわけではありません。知り合い同士で繋がってコミュニケーションを取っている割合が非常に高い。本来ならオープンなSNSも、ママ友同士のクローズドな使い方が特徴です。Instagramで新しい化粧品を知ったり、その鞄がほしい!と思ったりすることはあります。でも、プペルには辿りつかない。なぜならオンラインサロンに入っているような意識高い人達との繋がりがあまりないからです。理想はこうだったのではないでしょうか。

プペル図

でも、現実はネット上に母親達が少なくて、せっかくの影響が届かなかったのだと思うのです。

子どもが好きなら母は買う
母親視点から考えると「子が好きなら母は盲目的に買う」と思います。興味のない恐竜に合うために京都から福井の恐竜博物館まで運転苦手ですが行きました。子が好きなプリキュアを一緒に観て何キュアとか全部言えるようになりました。そういう視点があまりなかったんじゃないかと思うのです。母親をターゲットにする時に母親が考える側にいたのかどうかも少し興味があります。この点は今後強化した方がいいと思います。どこかのレジャーランドにプペルが登場した時に子ども達が「行きたい!」と言った瞬間に親は「しゃーないなー」となるからです。

テレビを軽視し過ぎた
この点はテレビからネットへシフトした西野さんには厳しい内容かと思いますが、子を持つ母親はまだまだアナログ層比率が高いです。情弱と言われようが、子育てにおいてそんなものは必要ないのですから。

プペルキッカケグラフ

そしてまた、子ども達もテレビに接する機会が多いのです。
小島よしおさんが強いのは子どもウケがいいからだと思います。逆に言うと子供ウケがいいものは強いのです。

私はプペルの映画を観に行きたい!と思った時、最初にやったのはYouTubeで映画CMを子ども達にみせました。その後、ロザリーナさんの歌を聞かせました。そこまで盛り上げてようやく一緒に行く!となるからです。本来なら逆だととっても自然な流れです。でも、この時は違った。だからこそファンとしては違和感を持ちました。

えんとつ町のプペルが海外の映画祭で複数ノミネートされました。外の評価が高まると内が認めざるを得なくなり、結果としてテレビに取り上げられるようになります。なので、母親への認知も上がってくることは間違いないと思います。でも、ワイドショーやニュースを子どもは観ない。だからこそ策を練ってみてはと思うのです。

不躾ながら、映画公開から今に至るまでにずっと疑問に思っていたことを言語化してみました。弱点や課題の指摘になろうかと思うので気を悪くされる方もいらっしゃるかもしれません。ただ、気付いていて伝えないのは気が引けるものです。より一層の成功を心より願っています。


最後までありがとうございました。

はな💐でした。

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