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ウズベキスタン 移動の記録 2023年4月

先日久しぶりの海外旅行に行ってきました。
ガイドブック(地球の歩き方とlonely planet)やネットの情報もコロナ禍以前のものがほとんどだったので、2023年4月時点での情報を忘備録として残しておきたいと思いました。


ウズベキスタンの主な交通手段

  1. 飛行機

  2. 鉄道

  3. バス

  4. タクシー

  5. マルシュルートカ / ダマス

などがあります。


1. の飛行機は所要時間を短縮できますが、他の交通手段が安いだけに高く感じます。わたしは利用していないのでよくわかりません。


2.の鉄道はルートによっては便利ですが、駅が街の中心から遠いこともあるので、わたしはあまり利用しませんでした。

ただし、ネットでチケットを予約できるのが便利です。(英語あり)
座席も直前にキャンセルがでることもあります。
予約後はチケットの画面を見せれば良く、印刷も不要です。


3.のバスについては、所要時間は鉄道に比べて時間はかかりますが、料金は安いです。

飛行機や鉄道のように荷物チェックもなく、時期によるかもしれませんが、満席でないことも多いと思うので、長時間でも割合ゆったりできました。
途中のトイレ休憩は2時間が目安かと思いますが、休憩無しで3時間~走ることもあります。

バスターミナルも中心から少し離れていることが多く、市内からは路線バスなどで行く事が多いと思います。

地球の歩き方2019-2020年版には、路線がなくなっていると書かれていましたがちゃんとありました。
時刻表を調べるのはネット上では困難ですが、タシケント発は出てきます。

ただ、この記載情報は2020年のもので古く、時刻も金額もわたしが利用したものと違っていました。

4.のタクシーは市内を走るタクシー以外に都市間を走るタクシーがあり、4人くらいでシェアするタクシーがあります。
金額的にはバスより高く、所要時間は短く、降車場所も指定できるので、ホテルなどにそのまま行くのにも便利です。

ロシア語を話せれば交渉もしやすいかもしれませんが、外国人旅行者は相場より高めに要求されがちです。

なお、Yandexというアプリで、タクシーを現地価格で配車もできるようですが、日本の電話番号では登録のSMSが送信されないようです。
ロシア情勢によっては今後改善されるかもしれませんが、基本的に現地のSIMカードが必要なようです。


5.のマルシュルートカは8人乗りくらいの乗り合いバン、またはダマス(Damas)と車両に書いてある7人乗りのシボレー制の乗り合いバンです。

中距離(1時間半以内くらい)を走る車で、バスと同じか少し高いくらいの料金だと思います。
ダマスの方は荷物を乗せるスペースがないので、荷物によっては二人分の料金を取られるかもしれません。

実際に利用した交通手段 1.タシケント~サマルカンド (バス)


このルートは、おそらくウズベキスタンに旅行する人が最も使うであろうルートです。

わたしはバスを利用して、所要約4時間、料金は48000スムでした。
途中で15分ほどのトイレ休憩がありました。
サマルカンドではウルグ・ベク天文台近くのバスターミナルで降車。
旧市街までは約3キロです。

タシケントのバスターミナルは地下鉄Olmazar駅から徒歩5分ほどの場所にあります。
中は綺麗で、売店やATMなどもありましたが、両替所はなく、インフォメーションで聞いたら、地下鉄の隣の駅Chilonzorまで行かないとないと言われました。

バスターミナル内

なお、鉄道は最安約60000スムで、座席クラスや列車によって更に高くなります。
所要時間は3時間~のようです。
サマルカンドの駅は街の中心の北5キロほどのところにあります。

注意点として、タシケントには地下鉄Tashkent駅そばのタシケント駅と、街の中心から路線バスでアクセス可能な南駅(Yuzhny)があり、列車によって乗車駅が異なります。

また、シェアタクシーは、バスターミナルの近くに客引きがいますが、70000スム程度のようでした。

実際に利用した交通手段 2.サマルカンド~ブハラ (バス)


サマルカンドに並ぶ観光都市ブハラですが、この2都市間もわたしはバスを利用しました。

サマルカンドのバスターミナル

所要約4時間、料金は70000スムでした。
ただし、このルートはダイレクトではなく、途中Gijduvan(ギジュドゥヴァン)という街でバスを降りて、ダマスに乗り換えて、ブハラの中心から北約2キロにあるカルバン・バザール・バスターミナルまでの移動でした。

ダマスの車内

ネットの情報で、乗り換えがありそうなことは予測していましたが、サマルカンドのバスターミナルでのシェアタクシーの客引きの料金提示が10万スムから下がりそうになかったので、バスにしました。

サマルカンドでは時刻表はありませんでしたが、朝9時半頃に到着したところ10時にバスが出発するとのことで、待ち時間はそれほどありませんでした。


ちなみにサマルカンドからブハラまで鉄道だと、所要2時間くらいから3時間くらいで、料金は最低で70000スム弱からのようです。
しかしブハラへは、中心まで南東に約12キロ離れたカガンという街にある、ブハラⅠ駅到着のようなので、そこからの時間とお金がかかります。

実際に利用した交通手段 3.ブハラ~ヒヴァ (鉄道)


ブハラの鉄道駅は前述の通り遠いのですが、ヒヴァに行く場合、ウルゲンチという35キロも離れた街で、トロリーバスに乗り換える必要があるため、わたしは鉄道を利用しました。

ネット予約で、最安料金11万スム弱のチケットを購入し、深夜0時45分に出発しヒヴァに約6時間20分後の朝7時5分に到着しました。
夜行列車ということもあり、上級クラスだと料金は2倍以上の寝台もありますが、横になって休むことはできました。


11万スム弱でも横になれます


なお、ヒヴァの駅はまだ新しく、旧市街まで1キロほどで十分歩いていける距離です。

まだ新しくてきれいなヒヴァの駅


実際に利用した交通手段 4.ヒヴァ~タシケント (鉄道)


ヒヴァからの移動もやはり鉄道を利用しました。

最安は約16万3000スムですが、満席だったため寝台の約22万8000スムのチケットでした。
ヒヴァを午後の16時22分に出発し、翌朝7時46分にタシケント南駅到着でした。
ほぼ時刻通りで、所要時間は約15時間25分でした。

寝台はシーツとタオル付き


その他の実際に利用した交通手段


  1. サマルカンドからシャフリサブス

サマルカンドから日帰りで行ける観光スポットのシャフリサブスは、約90キロの距離にあり、シェアタクシーで行けるようですが、片道50000スム以下にはなりませんでした。

行きはサマルカンドの中心から近くから乗車でき、降車も観光スポットのそばで降ろしてもらえますが、帰りはキタブという、シャフリサブスの北にある街まで移動しないと車がありません。
シャフリサブスからキタブまでマルシュルートカで約10分強、5000スムでした。


2.タシケントからチルチク~チルヴァク湖~ガザルケント~タシケント

タシケントの北東にあるチルヴァク湖に行く途中、チルチクという街も行ってきました。
途中たまたま現地の親切な人の車に乗せてもらったので、全部の区間を公共交通機関で移動はしていませんが。。。

タシケント市内の地下鉄Buyuk Ipak Yuli駅の近くからマルシュルートカで8000スム、所要約50分でチルチクへ。

チルチクからチルヴァク湖はダマスで約50分でした。料金は10000スム。

タシケントまでは、ガザルケントという街からマルシュルートカで11000スム。約50分ほどの乗車時間でした。


チルヴァク湖


3.カザフスタンとの国境ジベックジョリは、地下鉄Turkistan駅からダマスで5000スム、所要約20分です。


最後に、タシケント市内の地下鉄は距離にかかわらず、一回の乗車につき1400スムです。
路線バスは1000スムで、市内から空港までもこの金額で行けます。