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自然博物館へ行く | バスに乗れない編

大阪 高槻市立自然博物館 プチ旅行記

6月某日

 思い立ったのは前日の夜。小さな水族館に行きたい気持ちに襲われ検索をかけると、高槻市立自然博物館という場所を発見する。口コミを見るにかなり小規模な施設のようだ。
(入場無料だと後になって気づく)


バスに乗って

 最高気温28度の中、阪急高槻市駅に到着。「北のりば5番」を探し20分さまようが見つからず、スマホと睨み合ってJR高槻駅のバス乗り場だと気づく。10分歩く。

 自然博物館は山に近い立地で、行くには私の苦手なバスを使うしかない。私はバスに乗れない。時間が不正確で、どこ行きかわかりづらくて、乗り方もバスによって違うし、バス停の数も多すぎるし(すべて個人の感覚です)。
 乗り口も、前だっけ? 後ろだっけ? と毎回調べるし、待機列の並び方もわからないから最後に駆け込む形になる。

 というわけで、ほとんどカンで乗車。私は漢字4字の地名が全て同じに見えるので番号(68番)で探していたのだけど、70番しか来ないからなんなんだと思っていたら、高槻市営バス70周年の70だった。

 さて、ここからが難しい。ボタンを押して整理券を取るのか、ICOCAをタッチするだけでいいのか毎回迷う。前の人の行動を真似しようとするときに限って現金派であろうおばあさん(偏見)だったりするので、ほとんどヤケになってICOCAをタッチして席へ座る。整理券を取っても注意されたことがないから正解がわからない。
(調べた限り、不要ではあるが万一取っても問題ないとのこと。次乗車するときには忘れているだろう)

 乗り込んだバスはどうやら大学方面へも行くらしく、若い男女が多く乗っていた。
 バスは座るべき座席を選ぶのも難しい。優先座席が多いし、私は電車でも誰かの隣にピタッと座るくらいなら立っていたい派だけど、バスは座ったほうが良いっぽいし。
 車内のバランスを見て、最後尾の4列席の真ん中に座る。人が来たら左に寄ろう、左に寄ろう、と心の中で唱えながら背筋を伸ばして座る。

 バスが発車。私のGoogleマップも同じように進む。「次は◯◯前〜」と、Googleマップどおりにバス停名が読み上げられると安心する。
 バスにはレールがないという不安が付きまとう。急に違う道に行っちゃったらどうしよう!? とハラハラしながら、Googleマップ上を動く青丸を視線で追う。

 ついに2つ前のバス停である。降りる人はいない。乗る人もいない。そういったとき、バスは止まらない。バスにはそういうパターンがある。
 私はバスを降りるのも苦手である。ボタンの「押してください」と書かれた部分を押すのか、その隣の赤っぽい部分を押すのか、どのタイミングで押すのか、押した瞬間に降ろされたりしないだろうか。

 次降りる人がいたら、1駅早いけど一緒に降りてしまおう……そう決意していると、1駅前で「つぎ止まります」とアナウンスが流れる。Googleマップを見るに10分ほど歩きそうだが問題はない。

 バスが止まる。半分浮かしていた尻を持ち上げ、ICOCAと、なぜか現金150円を握りしめたまま降り口へ向かう。ICOCAが反応し無事に降車。念の為5000円入れてきて良かった。大きな声で「ありがとうございます」を忘れない。

おめでとう

バスを降りる

 ここは一体? 広すぎる空に呆然とする。
 右手には地元にも似た町が見え、左手に木々が続く。水に濡れた緑の臭さが夏を感じさせる。
 一緒に降車したおばあさんが坂を下るのを横目に、坂道を上っていく。28度、心地いい日差しである。

 喉が渇いたがコンビニは無さそうだ。あとずっと坂道。

芥川緑地健康づくり広場 アクトレ

 丁寧に作られた公園が現れた。眺望も良く、写真外には遊具が沢山あり理想的な公園である。遊具下の地面は若干のクッション性があり良い感じ。

踏みしめても痛くない

 奥に見えるトイレもなかなか綺麗だったのでマーキングしておいた。

 看板通りに進み、自然博物館を発見。見えている階層は4階エントランスである。写真右の池には鯉がいて、餌やりもできるようだ。

 次回、館内編。


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