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「うまくいかない」はプログラマーにとって禁句でいいんじゃないか

 質問サイトを見ていると「うまくいかない」という質問がたまに挙がる。
「〇〇がうまくいきません。具体的には〜」という文章ならまだいい。
 問題なのは「うまくいかない」とだけ書いてある場合だ。

「うまくいかない」と聞いて、プログラマーは以下のパターンを考える。
(実際の原因は更にここから細分化される)

1.エラーコードに問題があってコンパイル出来ない(=起動しない)。
2.コンパイルは通るが途中エラーが起こって止まる。
3.動いてはいるが期待した動きではない。

 うまくいかないしか書かないマンは、回答者が何の事前情報も持っていないことが分からない。自分は分かっているからと必要な情報は省いて、逆質問されてようやく情報を出して来る。はっきり言って時間の無駄だ。

 もっと言えば、質問する時に「うまくいかない」という情報は(その後に詳細を続けるにしても)そもそも要らない。
 起動しないのか途中で止まるのか動いているが思っていたのと違うのか、まずはそこから話し始めていい。

 何故ならばレベルの高いプログラマーは「起動しない」と言われた時点でもうある程度原因が絞り込める(確定出来る訳では無い)。
 自分で問題が解けない勢は、せめて先達から奪う時間を最小限にして欲しい。なので弊社では実質上禁句にしている。

「自分で何が分かっていて、何が分からないのか」
「相手は何を知っていて、何を知らないのか」

 質問をする前にこれを把握・考慮するだけで相手の心象や回答速度が変わる。心当たりのある人はお試しあれ。

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