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ランチパスポートで儲かる店、ヤバい店の違いとは?

最近初めてランチパスポートを買ったはなです。

1週間で2店舗行って「ランチパスポート1冊分(1,000円)の割引を使って、元をとったぞー!」となっています。


この2店舗を比べると、ランチパスポート(以下、ランパス)を店の戦略として「有意義に使っている店」か「ただお客さんに安く提供しているだけの店」かの違いがありました。


そこでこの記事では、ランパスを使ったお客さんから利益を取るには、店側はどういう工夫をすればよいかを紹介します。

店舗向けに書いていますが、お客さん側の方も「なるほど!こうすれば儲かるのか」という目で見ていただければ幸いです。

【フツー】にランチパスポートを使っている店舗

1回目に訪れたのは、700円代のランチを500円で提供している店です。

店舗に入り「ランチパスポートでお願いします」と言うと「はい、わかりました」と定型文のように返されました。

そして、慣れた手つきでサラダとメイン料理、ドリンクを持ってきてくださいました。

普通に美味しかったです!

だって安すぎますもん。

500円でサラダとメイン料理とドリンクを頼めるなんて。

「また行きたいな」って思いました!

ただし、またランパスを使って…


料理はおいしかったし、清潔感はあったし、店員さんは親切だった。

でもランパス以外のものを頼む気持ちにはならなかったんです。

どうしてでしょう?

ちなみに私たちの後に入って来た2人組のお客さんも、同じくランパスで500円ランチを注文していました。

【効果的に】ランチパスポートを使っている店舗

2件目。

こちらは博多駅の上の「くうてん」というレストランエリアにある店です。

プレミアムの1,000円ランチを注文しました。

(先述の店舗と、価格が違います。本当は同じ価格で比べるべきなのですが…まだ2店舗しか行っていないのですみません)


店に入るなり「ランチパスポートでお願いします」と言ったのですが…

「ドリンクもありますのでよかったらどうぞ」と勧められました。

私の心の声『ん?ドリンク頼まないよ。だって1,000円以上出す気ないし…』へ

すみません。最初はこう思っちゃいました。

でも、ドリンクメニューを開くと、そこには私の興味をひくドリンクがあったんです!!

価格は480円。

ドリンクにしては安くないですが、せっかく来たので注文してしまいました。

【戦略1.ランパス以外のメニューを勧める】


ランパスでいいと言いながらも、他のメニューも気になった私。

「ランチメニューも見せてください」と伝えてメニューを見せてもらいました。

そこにはまあ、美味しそうなガレット&クレープが!

やばい。

「今日はランパスで1,000円のセットにしたけど、次はこれも食べてみたいな〜!」

【戦略2.ランパス以外の魅力的なメニューもチラ見させる】


料理を注文してしばらくすると、ガレットやクレープが運ばれて来ました。

美味しかったです!

店自体のクオリティーが高いからですね。

美味しいのは当たり前といえばそうですが、期待以上でした。


お腹いっぱいになったころ、もう一度ランチメニューをよく見てみたんです。

すると、あれ?平日ランチのほうがお得じゃない?

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ドリンクを単品注文してしまった私は、平日ランチセットとほぼ変わらない価格になってしまいました。

私の心の声『サラダがあって、ガレットやクレープの種類も選べるなら、ランパスじゃなくて【平日ランチ】にすればよかった…』


この店の場合、平日ランチとランパスを比べると、平日ランチのほうが内容が充実しています。

平日ランチは、すでに"利益が出る"と計算されているはず。

それより少しコストを抑えられるメニューをランパスの対象にすると、リーズナブルな内容でも確実に利益が出ます。

【戦略3.すでに利益が出ると分かっているメニューをランパスで提示する】


ランチパスポートで利益を出す店がやっていること

私が見た2店舗を比べると、ランパスで利益を出す店はこのような工夫をしていました。

1.ランパス以外のメニューを勧める

2.ランパス以外の魅力的なメニューもチラ見させる

3.すでに利益が明白なメニューを、ランパスで提示する

要するに、ランパスのメニューだけで終わらない、利益を出る注文をしてもらうための戦略!!

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具体的には、今回紹介した2店舗目のように、ドリンクを勧めたり、ランパス以外のメニューを知ってもらうきっかけを作ったり、明らかに利益が出るメニューを出したり、そのほか、次回使える割引券などを渡すのも有効かもしれません。

とにかく、ランパスだけで終わらないためには、店側は「お客さんが+αで頼みたくなるような工夫」が必要です。


これは、ランパスだけでなく、どんなビジネスにも言えること。

顧客に「もっと商品を買いたい」と思ってもらうために、売る側は魅力的な戦略を仕掛けていきましょう!


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