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乳幼児の歯と口の発達を育む食事/研修発表済み資料の公開


自己紹介でも記載した通り
現在管理栄養士として保育所で働いております


以前、乳幼児の歯と口の発達を育む食事
という研修に参加して
社内で研修発表として作成したスライドを
少しだけ共有いたします。



3分ほどの発表時間にあわせて作成したので
ギュギュっと資料が凝縮されております。
説明不足の箇所もあるかと思います



話しながら発表したので
お話しした内容もスライドの下に
組み込んでお伝えしてまいります


興味ある方はこのまま
お付き合いください。



食事をする際には「よく噛んで食べること」
が大事だとされています

小学6年生を対象にしたアンケートからは、
『野菜を多く食べる子どもは、噛む力が強く、運動機能も高い』
という結果が明らかになっています

もちろん、この結果は個人差がありますが
興味深い結果であると私自身感じました

そのほかにも
『よく噛むことで得られるメリット』は次の通りです。


1.歯・あご・脳への影響
口周りの筋肉を刺激することにより、歯並び、発音、ひいては脳の活性化にもつながります

2.消化作用の補助
よく噛むことで食べ物は小さくなります。
そうすることで。胃や腸での消化の助けになります。

3.潤滑作用
よく噛むことで唾液の分泌が活発になります。飲み込みにくい食べ物は唾液でまとまることにより飲み込みやすくなります。

4.抗菌作用
唾液には虫歯菌がつくりだす酸を中和するはたらきがあります


ただ、これらのメリットを得るためには

『歯で噛むためのトレーニング』
が必要となります。

大事なのは、「歯の生え具合と本人のスキルに合わせて咀嚼力を促すこと」です。

ではそのための具体的なサポートは何があるでしょうか。

既にご存じでしょうが
数ある中より5つ取り上げてご紹介いたします

1.噛む噛む回数
30回を目安にする

2.食事の際の姿勢
足の裏が床につくようにする

3.食材の適切な硬さ
月齢に合わせて調整する

4.噛む楽しさを与える
噛めば噛むほど、うま味を感じるような食べ物は
よく噛みたくなりがちになります

5.調理法、切り方の工夫
食事の中で食感の違うものを取り入れてみる

これらが比較的挑戦しやすいサポートになるのではないかと思います。


これらをふまえて、今後わたしが自園で取り組めることは

①月齢や個人に合わせた食形態の検討をすること
 食事中の観察、または保育スタッフと連携して、できる限りフォローしていきたいと思います

②2歳児をメインとする幼児食の検討について
具体的には、揚げ物やパンを定期的の提供すること。

また、一皿の中に様々な食材を入れ込むことで
食感を楽しめるような献立調整をすることです


以上です


悩める方の参考になれば幸いです(^^)




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