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陣痛の仕組み、乗り切るための方法。どうしてヨガがいいの?深堀編

陣痛って何?な趣味投稿になります。
体の仕組みを知ると面白いですよ〜。

自己紹介はこちら


出産のイメージ

初めてのお産の時は「どんくらい痛いのだろうか」と
痛みに対しての不安があったなあと思います。

お産の調査についての資料も見ながら、
陣痛の仕組みと乗り切る方法をお伝えしていきます。
(赤ちゃんの状態での影響は省いています。妊娠中に準備できることとして参考にして見てください。)


世の中でも
お産にマイナスイメージを持つ人が約半数
みたいです。

「こわい」「不安」「痛い」というマイナスイメージ46%
「赤ちゃん-の期待」「分娩-の好奇心」というプラスイメージ32%
「自然 りものだから」 というどちらともいえないイメージ22%

https://core.ac.uk/download/pdf/148773939.pdf

ただ実際にお産を経験した人は、プラスイメージを持つ人が約半数
なんですよ

「感動した」「割と楽だった」「満足した」 というプラス感情 48%
「もう嫌だ」「つ らかった」「不安だった」 というマイナス感情 36%
「何だかよくわからない」 というどちらともいえない感情 16%

https://core.ac.uk/download/pdf/148773939.pdf

「お産」を誰かに伝えるとしたらどのように伝えていきたいかについて
痛いけど産まれれば痛みは忘れてしまう  7割

「痛み」の部分を主に伝えているから、
マイナスイメージに繋がっているんだろうなと思います。

痛いけど産まれれば痛みは忘れてしまう 71%
感動的なもの 女性だからこそ是非経験 してほしい 18%
赤ちゃんも一緒にがんばっているからがんばれる 1%

https://core.ac.uk/download/pdf/148773939.pdf

そして、お産の話は、母から聞きたいという人が8割

お産にいいイメージを持って、
子どもにもいいイメージも伝えてあげようと思いました。


みんなが不安を持っている
陣痛ってどうして起こるのでしょうか?



陣痛ってなんだろう?


陣痛は赤ちゃんを押し出す力です。

・赤ちゃんを押し出すために子宮が収縮する痛み(子宮は筋肉です)
・赤ちゃんが産道を通るときにまわりの骨や筋肉、神経、臓器が圧迫されたり押し広げられて起きる痛みのことです。


陣痛を味方につけよう

・お産の仕組みを知る
・陣痛にともなう痛みを、どうやってしのぐか
ラクに生めるかどうかのポイントになります。


陣痛の特徴は「波」のイメージ

陣痛は、寄せては返す波のようなもので、最初は弱く短い痛みの波が来始めますが、しだいに長く強い痛みの波になっていきます。

陣痛の時間は約1分


合間の時間が10分、5〜6分、2〜3分と短くなっていきます。

1分と聞いて、意外と短いと感じたのは私だけでしょうか?笑
一人目は陣痛促進剤を使ったので、「ずっと痛い」が印象に残っています。
二人目は自然分娩で、合間で年越しそばを食べたり、上の子と遊んだりできました。

1分間痛みを逃して、
合間はしっかり休んで体力を温存
リラックスして、食事をして、会話を楽しむ。


瞑想している時の感覚に近かったです。
痛いときに話したりできないので、自分の感覚と向き合う瞑想は、
痛みに耐えるというよりは、「ここ痛いな」と眺めている感覚でした。
2人のお産どちらでも、とても役に立ったなあと思います。


陣痛を怖いものじゃない

陣痛は赤ちゃんが出てくる準備が整ったら、スイッチを押します。
陣痛の痛みが移動したり、強さが変わったり、赤ちゃんも一緒に頑張っていることが感じられる時間。
陣痛は子宮口が全開大になり、赤ちゃんが出てくるまで続くので、長時間です。ポイントは、陣痛の波に乗るようにすると、陣痛の間も楽に過ごせました。お産も順調に進みますよ。


陣痛の痛みは上から下へ変化

陣痛の痛みは、赤ちゃんが下りてくるのとともに、上から下のほうへ変化していきます。最初はおなか全体の痛みだったのが、恥骨付近に移動し、その後、腰や会陰、肛門付近へと変わっていきます。赤ちゃんが降りてきてるんだー!と確認できます。


お産全体の流れ


準備期 
子宮口が3~4cm開くまでをいいます。
陣痛は10分間隔ぐらいで、痛みもまだ それほど強くはありません。

普段と同じようにして過ごします。陣痛のときだけは動作をやめて、ラクな姿勢をとるようにします。食事も、できればきちんととりましょう。破水していなければ、 入浴もだいじょうぶです。


進行期 
子宮口が7cmぐらいまで開く時期です。
陣痛は5~6分間隔になり、強さもだんだん増してきます。

陣痛の発作がきたときは、初めと終わりに深呼 吸をすると、陣痛のリズムをつかみやすいし、体をリラックスさせることができます。この時期にはシムズ氏の体位をしてもいいですし、腰かけても、また歩きまわるなど、自分にとって 一番ラクな姿勢で過ごせばいいのです。


極 期  
子宮口が8cmから全開大になるときです。
お産の過程でもいちばん苦しい時期といえます。
陣痛は持続時間も長く、間断なく襲って きます。

赤ちゃんの頭が、深く骨盤に入ってきますから、腰が割れるように感じるでしょう。 しかし、この時期の時間は長くはありません。ここを乗り切れば、赤ちゃんの誕生はもうすぐです。 破水はこの時期のおわりころに、多く起こります。







陣痛を乗り切るための準備


力を抜いてリラックスを習得する

・体の力が抜けて筋肉や骨盤が緩み、赤ちゃんが骨盤の中に入りやすくなります。
・胎盤の血流が増えて赤ちゃんに送る酸素や栄養が増えます。
・ホルモンが正常に働き、お産の流れをスムーズにします。
・体を休めたい、歩きたい、腰を振りたい、いきみたいなど自分が今どうしたら楽になるのか、産まれるためにどういう行動をとったらいいのか自分の体に敏感になり、体の感覚(声)を感じとれます。
・言葉に気をつけてみよう!「痛い」「痛みはいつまで続く?」「いつ終わる?」などの言葉を口にすると気持ちもめげてしまいます。「もうすぐ会える」「一緒に頑張ろうね」など前向きな言葉をかけてあげましょう。




陣痛の邪魔をするものを取り除こう


・ストレスや不安、緊張
・エネルギー不足、水分不足、睡眠不足

陣痛は自分の体が起こしていることで、自分の体に無理なことはしません。これらが不足すると体が”無理だ”と認識し、陣痛を弱め休息を取られるようにしますが、お産の時間が長引きます。お母さんの「産む力」が落ちている状態ですね。

他にも陣痛が始まってもお産が進まないのは、

・仙腸関節が動かない(坐骨に圧がこない)
・骨盤底筋群が伸びない(お股が痛い、産後に恥骨が痛い)

妊娠前〜妊娠中の姿勢を改善すると良さそうですね。

子宮収縮が始まっても,妊娠中 の胎児不正軸や尖腹があると,恥骨に当 たって痛みが生じるばかりでその先に進み にくくなります。また,仙腸関節が可動し にくい場合は,陣痛発作時の収縮で腰椎に 圧がかかるたびに割れんばかりの痛みが腰 に生じて体力を奪います。  仙腸関節が動いて座骨に圧が出てくるよ うになれば,骨産道の痛みのピークは過ぎ てくれるので,あとは,骨盤底筋群の可動 です。しかし,児頭が骨盤隔膜にバランス よく当たり児が顎を下げてくれると,小斜 径周囲で進行し骨盤底筋群も伸びて胎児は 通過できるのですが,ここに時間がかかれ ば「お股が割れんばかりに」痛み,産後の 骨盤底筋の損傷や恥骨離開の症状に悩ままさ れることにつながります。

https://www.nissoken.com/jyohoshi/ak/zai/mihon_2103.pdf


子宮口を柔らかくする

子宮口は直接鍛えることはできませんが、子宮を支える骨盤底筋を鍛えてしなやかにしておくと、分娩時に子宮周辺の筋肉がリラックスして子宮口が開きやすくなると考えられています。

・適度な運動
・足湯で身体を温めると、血液循環が促され身体の活動は活性化されます。
・リラックスすることで、緊張やストレスでこわばっていた筋肉をほぐす効果も期待されます。
・食事や間食は適量を心がけ、高カロリーや高脂肪の食品はできるだけ控えましょう。果物やさつま芋といった自然の甘みで食事をコントロールする。
臨月で赤ちゃんが下がり胃の圧迫が取れてくると、食事量が増えて産道に脂肪がつきやすくなることが指摘されています。脂肪がついた産道は、赤ちゃんにとって狭く通りづらいものです。
・日本助産学会が発表しているエビデンスに基づく助産ガイドラインでは、鍼または指圧において三陰交、合谷、至陰のツボを刺激したときに分娩時間が短くなったという成果から、ツボの刺激が分娩の促進に有効であると報告されています。
・会陰マッサージ

産道
赤ちゃんの通り道です。外側のかたい骨盤の部分と、内側のやわらかい部分 (軟産道)からできています。 お産が近づくと、ホルモンの働きでスイッチONに。骨盤のつなぎ目がゆるみます。軟産道も やわらかになり、伸びやすくなって、赤ちゃんの通る準備が整います。ここに、 子宮収縮の波が押し寄せ、赤ちゃんの頭が圧力を加えて、産道を広げていくのです。 骨盤が赤ちゃんを通す広さがあるか、軟産道の筋肉がやわらかく伸びるか が、産道としての重要な条件です。


陣痛は力を抜いたら、最後はいきむ力


腹圧(いきみ)は、いよいよ赤ちゃんが出てくるときに役立ちます。
骨盤に深く下がってきた赤ちゃんの頭が、すぐうしろにある直腸や肛門を圧迫するため、反射的にいきみたくなります。より効果的にするためには、意識的にもいきみをくわえます。

・呼吸が大事
赤ちゃんは羊水に守られているので、子宮が収縮しても影響はありません。ただ、ママが痛みで体に力が入ってしまい、息を止めてしまうと、赤ちゃんに十分な酸素が届きません。

最初から最後まで呼吸が大事ですね。




お産とヨガがいい理由


お産の時は、
本能に従える解放感やリラックス→エンドルフィンとオキシトシンという ホルモンの分泌が優位となりやすい。
この 2つのホルモンは脳内麻薬物質とも言われ,モルヒネの6.5倍の鎮静作用があり、幸福感を感じさせます。
これが上手く働いてくれると「気持ちいいお産だった」「幸せだった」「また産みたい」という感想になります。


しかし、緊張が強いと「カテコラミン」という物質が分泌されて、陣痛を起こすホルモンである「オキシトシン」の分泌を抑制し、陣痛が弱くなりお産に時間がかかります。
またカテコラミンはエンドルフィンの分泌を弱めるため、痛みを強く感じさせます。


緊張やストレス解消に欠かせないものがセロトニンとエンドルフィンです。この2つを同時に増やすにおススメなのが『運動』『タンパク質を含むバランスのよい食事』です。


中低度の有酸素運動による主な効果

1:各器官の働きが向上
運動によって酸素供給量が増えると各器官の機能が高まって、疲労回復効果がアップする。
2:疲労物質を分解
血流がよくなり、血液中に溜まった乳酸や二酸化炭素の回収&分解が速くなる。
3:セロトニンの増加
心身に掛かるストレスが減って前向きな気持ちに。セロトニンだけでなく、セロトニンの前駆体であるトリプトファンも運動によって増える。
4:エンドルフィンの増加
免疫力がアップ。心身もリラックスした状態に。
5:成長ホルモンの分泌を促す
意欲向上や疲労回復などに作用。
6:ストレスホルモンの分泌を安定させる
コルチゾール(ストレスに反応して分泌されるホルモン)を減らして、セロトニンや成長ホルモンの分泌を促す。


まとめ


陣痛を乗り切るための準備
お母さんの「産む力」と
赤ちゃんの「産まれる力」を合わせること。

陣痛は赤ちゃんがスイッチを押します。お母さんの体や心の準備をして「待ってるよ〜」という状態を作ってあげましょう。

「産まされる」から「産む」お産になります。
人生で一度のお腹の赤ちゃんとのストーリーを一緒につくりませんか?


このホルモンがどうで、こうで という話は
ステップアップした方にお伝えしているので安心してください!笑
(今日の記事は完全に趣味・・・)


シンプルに「これをしたらいい」という提案をさせていただきます。
マタニティヨガを通して、安産と産後の体の回復を促します。

もっと知りたいという方は産む前より楽にキレイになるための方法をより深く知っていきましょう^^


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