見出し画像

五七五のつぶやき(5)返短歌

こんにちは、hana.hafuriです。

返歌が、好きです。文字数の制約に加え、前の句の制約が加わることで、制約の中の発想を楽しめるからです。

この句に返歌として短歌を添えます。

しろばんば 陰りゆく道 仄照らす
(しろばんば かげりゆくみち ほのてらす)

ふわり舞う 白綿羽の 船頭が
陰り静まる 入り日案内
(ふわりまう しろわたばねの せんどうが かげりしずまる いりひあんない)

もとの句で、しろばんばがちょうど山陰に差し掛かって薄暗くなった道を照らしているように見えたので、その暗くなった道の案内人であるかのような、しろばんばだったと思いました。柔らかな身体で、白い綿を目印に行く手を誘う船頭のようだと、そんなイメージで返しました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?