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菅田将暉のオールナイトニッポン卒業でさびしい春になりそうな人いませんか?

「ほな」

 今日も菅田将暉のオールナイトニッポンのラストは彼のこの言葉で終了しました。毎週楽しみに聞いている「菅田将暉のオールナイトニッポン」(起きていられないので当然ラジコです)ご存知の方もおられると思いますが、菅田将暉さん、3月いっぱいでオールナイトニッポンを卒業されます(涙)

 この発表があったのは12月のこと。その日の放送は大切な発表があると番組公式ツイッターが告知していました。
「なんだろう?」とは思ったけれど、特に気にせずに私はいつも通り、その日のラジオ放送を聞いていました。菅田将暉のフリートークは最高だし、リスナーのリアクションもナイス! さらにはそのリアクションへの反応や、リスナーとのやり取りも大好きです。そんな中、まさかの発表でした。

「菅田将暉、3月いっぱいでオールナイトニッポンを卒業します。急なお知らせですが、これはガチです」

え? 青天の霹靂とはまさにこのことです。あまりにびっくりしすぎて数秒固まってしまいました。私にとって楽しみのひとつ、元気をもらう番組のひとつだったので本当にショックで……。と同時に、またやってしまったという気持ちがこみあげてきました。

そう、諸行無常

 知らぬ間に私は月曜日のオールナイトニッポンのパーソナリティが「変わらない」と思い込んでいたのです。それどころかこのまま続いていくことを願いに願っていたのです。それこそが「執着」ですよね。知っています。私ちゃんと知っているんです。執着すると苦しくなるということを。こんな苦しみにとらわれないために、ものごとは必ず変化するのだということ、全てが無常の存在であるってことを理解していたはずなのに……

 完全に幸せボケでした。
出会いも別れも私にとってはしんどいことなので、私は春があまり好きではありません。結局なにも手放すことができないのです。

 お釈迦様が掲げられた3つの真理  
  「諸行無常」(すべてはうつり変わるもの)
  「諸法無我」(すべては繋がりの中で変化している)
  「涅槃寂静」(仏教の目指す苦のない"さとり"の境地)

これらを今一度しっかりたたきこみ、少しでも苦しみから逃れたいものですが、昨日の放送を聞き終わり、あと2回で終わってしまうと考えただけで悲しくなってしまう。さびしさなのか不安なのかなんなのかがわからないけれど胸が苦しくなる。まさに春らしい今日。とても晴れた日に切なくなるアレです。
あ~、まだまだ煩悩にまみれていますね。

<ここからは余談>

 菅田将暉がリスナーからの“無茶振りミッション”に応えるのが恒例となっている日本アカデミー賞授賞式ですが、先日の授賞式はなにもやらないと放送で言っていた菅田さん。そう言いながらやるよね? って私は思っていました。

 で、やはりやってくれました!

 あるときは「てやんでぇ」ポーズをし、またあるときは「トビー・マグワイア」と口パクをする、さらに映画「ロード・オブ・ザ・リング」に出てくるような金の指輪をはめるなど、毎年ラジオ内で決めた約束を必ず果たしてこられました。オールナイトニッポンを卒業されるので今回がラストということもあり、私もしっかりリアタイしていたのです。

 授賞式前のラジオでは、カフを上げ下げするポーズや、インタビューで「リアクションいただいています」からの「ほな」で締めるなど、リスナーからさまざまな提案がありました。本人はおもしろがっていましたが「えぐダサい」と言い「今年はやらない。毎年やるつもりはないんですけどね」などと言っておられ、あるか? ないか? と思いめぐらせていたのですが、私は絶対やるだろうなって思っていたし、ワクワクしながらテレビを見ていました。
 そして、最優秀主演男優賞発表のその瞬間、菅田将暉は「えぐダサいやつ」をやってくれたのです。たしかに「ほ」「な」と口パクで言っていました。見た瞬間、「『ほな』って口パクした~」と心が躍り、同時にやっぱり最後だと思うと悲しくもあり、これはいろんな意味の『ほな』だったのだろうなぁなんて思いました。
 後日の放送で、カメラが証明写真並みに近くて手元が映らなかったけど、カフをしっかり下げていたとのこと。最後に絶妙に地味なたった2文字の口パクとなりましたが、リスナーを大切に思ってくれていることが十分に伝わりました。

菅田将暉の大阪弁はもう聞けなくなるのかなぁ。マジでさびしいなぁ。

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