ブルンジ共和国、どこにあるの?
SEND7 こと、Simple English News Daily Podcast で知ったブルンジと言う国。コンゴの武装勢力が、コンゴにおけるツチ族だったかフツ族だったか、どちらかの人権が抑圧されているという理由からブルンジの村で無差別殺戮。裏で糸をひいているのはルワンダだとブルンジ政府が発言し、ルワンダがそれを否定したというニュースでした。
ルワンダでのツチ族とフツ族の激しい争い、いわゆるルワンダ内戦は知っていたけれど、彼らがコンゴやブルンジにも住んでいるのは初耳で、しかもまだ争いの火種が燻っている。そもそもブルンジって聞いたことないし。。。とニュースを聞いてもチンプンカンプンな状態だったところ、「おはよう寺ちゃん」にブルンジ在住のドゥサベ友香さんが登場!ブルンジにおけるツチ族とフツ族の紛争、ルワンダとの関係についても説明してくださるというグッドなタイミング!
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ブルンジは、コンゴ民主共和国、ルワンダ、タンザニアと国境を接するサハラ以南に位置する世界の最貧国。もともとはベルギーの植民地で1962年に独立。
意外なことに、ツチ族(少数派)とフツ族(多数派)は同じ言葉を話すのだそうだ。宗主国であるベルギーが植民地支配を容易にするために、住民を支配層と非支配層に分断したのが現在まで続く紛争の原因となっている。
(日本が敗戦後に占領軍によって2つのグループに分断されていたらと思うとゾッとします。戦後復興なんてできなくて殺伐とした国になっていたかもしれません)
1962年の独立後、共和制を樹立してブルンジ共和国となるが、ツチとフツの争いが絶えることはなく、1993年に選挙で選ばれたフツ族出身の大統領がツチ族の過激派に暗殺されたことからブルンジ内戦が勃発。2005年まで続きました。その後もクーデターやら重要人物らの暗殺などが続いています。
(ブルンジでも子供を兵士にする事例もあったと言われていますが、ルワンダほど国際社会の耳目を集めなかったのはなぜなのだろうか?)
内戦が終結しても、与党からの人権弾圧が激しく、反体制派とみなされると逮捕・投獄・拷問・処刑されたりすると友香さんは仰っていた。
民主的な選挙といっても、多数派のフツ族出身者が大統領などの要職に就く可能性は高いので、少数派のツチ族は暮らしにくいことが容易に想像できる。