ゲームレビュー01

【ゲームレビュー】The MISSING: J.J. Macfield and the Island of Memories

今回ご紹介するゲームはこちら
The MISSING: J.J. Macfield and the Island of Memories
発売日:2018年10月11日
デベロッパー:White Owls Inc.
パブリッシャー:Arc System Works
価格:¥2,990

まず、はじめにお詫びです。
このゲームのデベロッパーは海外のデベロッパーだと思っていたのですが、日本国内のデベロッパーでした。
このゲームをTwitchで配信していたのですが、配信中は海外のデベロッパーだと勘違いして配信していました、ここにお詫び申し上げます。

さて、早速ですがレビューを進めていこうと思います。

ゲームとしてのジャンルは、横スクロールアクションパズルゲーム。
アクションも、パズルもそう難しい難易度では無いと思う。

操作性
操作性は少し操作しずらい箇所がある、キャラの操作でしゃがみ、匍匐、立ちへの切り替えが操作し難い。
また、物を投げるアクションもあるのだが、構えると方向を変更できない等のストレスを感じる箇所があった。
その他の操作ではそうストレスを感じる箇所はなかったと思う。
ジャンプの距離が実は絶妙なのかなと、プレイしながら感じる時が度々あった。

グラフィック
グラフィックもかなり綺麗に感じる、またキャラやステージのアニメーションもスムーズに感じた。
特にこのゲームは演出が抜群でBGMが始まるタイミングはもうここしかないでしょ、という箇所から流れてくるのに感動した。

音楽
音楽もいい曲ばかり、プレイ体験を感動へと導く効果を発揮していて名曲が多いと思う。

ストーリー
主人公であるJ.Jが親友のエミリーとキャンプに来た所エミリーとはぐれエミリー探すというわかりやすい流れ。

という事でゲーム批評の基本と思われる、操作性、グラフィック、音楽、ストーリーと紹介してきたがここでこのゲームならではと思われる所を書いて行こうと思う。

このゲームの珍しいところはパズルの解き方である。

大半のアクションパズルゲームは、ダメージを受けずにパズルを解き、先に進むというパターンが多いと思う。しかし、このゲームは少し風変わりで、ダメージを受けないとパズルが解けないのである。

この仕組が実はストーリーとシンクロしていてプレイヤーである僕はなぜこんな事をしないといけないのかの理由に説得力を持たせていると思う。

こんな事と書いたのだがこんな事とはつまり主人公の身体をバラバラにしたり何かに潰されて全身複雑骨折させるのである。
この表現が実にグロテスクに感じてしまうのがゲームならではの表現でグラフィックの表現としては、精密に描写している訳ではないのに主人公を操作しているプレイヤーである僕は実際には痛さは感じないのだが、痛さや罪悪感を感じてしまった。

この痛さ罪悪感を感じるのが実にストーリーと上手く調和してラストの感動を与えてくれたのだと思う。

少し気になった点はメッセージアプリでのやり取りで、主人公周りの人間関係が浮き出てくる演出なのだが、プレイしている僕がそこそこのおじさんなのであまりリアリティを感じ取れなかったのでほとんど飛ばしてしまった。
ここはメッセージアプリでのやり取りでリアリティを築いてこなかった僕がマイノリティーなのでいたしかないと思う。
メッセージアプリでのやり取りがリアリティだと感じている人には響く演出なのだと思う。

最後にストーリーの主題が難しいテーマなのだが、クリア後は前向きで勇気を与えてくれる方向へと上手にまとめられている点がこのゲームの評価を上げている点だと感じられた。

クリアまでの所要時間はおそらく8~10時間程度なので是非プレイして頂きたい一本である。


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