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思い返せば障害と病気の人生だった

私は口唇口蓋裂という先天異常で生まれてきました。
この鼻と口がコンプレックスで、
写真に写るのが嫌で嫌でたまらない人生でした。

母親が幼い頃に亡くなったので
祖父母に育てられたのですが、
祖母は私のことを醜いと言い、いじめられてきました。
小さい頃から心に深い傷を負って生きてきました。

醜いから写真を撮るとき笑うな。
と言われたことは今でも覚えています。
私もそんなふうに育てられたので心がすさみ、
祖母に反発してきました。
虐待もされてきました。

なので高校を卒業して就職したら
すぐに家を出ました。
実家が大嫌いでした。


それから34歳の時、子宮頸がんになりました。
ステージは2〜3だったと思います。
浸潤が進んでいたので抗がん剤と放射線での治療でした。
手術と抗がん剤、とも言われたのですが
手術は痛いから嫌だと言って放射線にしてもらいました。
アメリカでは手術より放射線治療の方が多い、
といろいろ調べている中で知ったので。

放射線と抗がん剤の治療はすごくつらかった。
つらくて苦しくて、後半は毎日泣いていました。

こんなつらい治療はしたくない、
もうやめてほしい。
と先生に泣いたこともあります。
すると臨床心理士の先生を紹介してもらい、
なんとか最後まで治療を続けることができました。

こんなつらい治療をするくらいなら
死んだ方がマシだ。
と先生に言ったことがあります。
今から考えると言わない方がよかったと思います。
でもその時はそれくらい苦しかった。

いつ再発するかわからないから、
いつ死んでもいいように後悔のない人生を送ろう。
もし再発しても、あんなにつらい治療はもうしたくない。
だから再発しないように生活習慣を見直そう。
ストレスな生活はやめて、
なるべくストレスフリーな生活をしよう。

私はそう思うようになりました。
ストレスはがんにとっても悪いんですよ。
ストレスの多い生活をしていたら再発してしまいます。
なのでみなさんもストレスが溜まりすぎていないか、
気をつけてくださいね^^


そして今、39歳になり
私は膠原病の混合性結合組織病(MCTD)
という病気になりました。

病気になってばかりで家族に迷惑をかけているな
と思います。
でも病気になったおかげで家族の絆を
取り戻すことができたと思います。

祖父母はもういないけど、
きっと守護してくれていると思います。
祖母のことは大嫌いだったけど、
思い返せば感謝することもありました。
祖母のおかげでできるようになったことも
たくさんあります。

病気を経験して、
経験した分だけ成長できたと思います。

私が病気になった分、
兄と兄の奥さん、弟には長生きしてもらいたいと思います。
本当に、私より先に死んだら許さないからね^^

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